自宅裏のモリサンチー家の庭にある一本の梅が今年も満開の花を咲かせていた。
全部の枝に見事に咲いていてとても美しい。これを見て5年前のNHK教育TV「植物に学ぶ生存戦略2 話す人・山田孝之」を思いだした。2019/5/6の日記ネタにもしている(→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2019/05/nhk2.html)。植物の生存戦略を面白おかしく紹介する番組で、その中でも「ウメ」の生存戦略は秀逸な回だった。実は上の梅の花の半分近くは偽の花なんだ。本物の花は花びらの中心にめしべがあり虫が花粉をめしべに付けることで受粉しいずれ実が成る。しかし偽の花にはめしべがないのである。窓から望遠で撮ったもので確認したがよく分からなかった。ネットで解説しているものがあったので紹介しよう。↓の紅梅が偽の花、フェイクだ。中心にめしべがないのが分かる。↓の花では上の花には黄矢印にめしべがあり本物だが、下の花はフェイクだ。なぜに本物と偽物の花があるのか?梅の花の咲く1、2月はあまり虫がいない。そこで他の花に紛れて低コストでたくさん咲いているように見せかけ、虫や鳥を呼ぶためのにぎやかし…いわば梅だけど”サクラ”なのだ(笑)。そしてもう一つの理由はすべての花で実をつけると維持するのに木の体力が消耗するためそれを防ぎ、また一つ一つの実が大きくなるようにし動物に食べてもらい、出来るだけ遠くに種を運んでもらう戦略ということだそうだ。裏の梅の木も5月も末になると実が成るはず。それも日記ネタにしたことがある。写真に撮って3日後そろそろ摘み時と思ってみらご主人が全部摘みきっていたんだ。ただ最近はモンサンチーのご主人さんはあまり見かけない。体調でも悪いのだろうか。
こてる家の庭には実の成る果物は枇杷しかない。4月末から5月にかけて実が成るのが楽しみだが、この前の雪の日のせいで少し実が傷んでいるようで今年は実の成り具合はウラの年になりそうだ。それはともかく、梅といい枇杷いい、そろそろ春やなぁ・・。
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