2019年5月6日月曜日

またまた爆笑NHK「植物に学ぶ生存戦略2 話す人・山田孝之」

東京にいた5月3日、こてる日記のアクセス数が異常に増えているのに気付いた。普段は150から200程度なのにこの日だけで355ものアクセスがあった。誰かがリンクを張ったかもしくはGoogleであるキーワードがこてる日記にヒットしたか・・。すると以前アップした「NHK、植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之」にかなりアクセスがあることが分かった。公開は2018/10/8で半年以上前だ。ほどなく、NHK教育であの「植物に学ぶ生存戦略」の第2弾が放送されたと判明、それで面白いと思った視聴者が検索をした結果、こてる日記にたどり着いたというわけだ。

旅行中ゆえに放送を見られず、今日見てみた。今回も植物を3種で「ウメ、オオイヌノフグリ、チューリップ」を取り上げていた。冒頭、林田理沙アナが山田孝之を紹介しようとするが、そこには山田孝之風の口&あごひげを生やし黒服を着た老若男性6、7人が立っている。本物は当然一人だ。この日のために偽山田たちはヒゲを生やしてきたのだろう。もうこの画面を見ているだけで吹き出しそうになる。
全員で「今回取り上げる植物はウメです」と合唱、いや声はそろってはいなかった。戸惑う林田アナ、「山田さん?」と呼びかける。「ハイ」とまたもや全員の返事。アナ「こちらからだと山田さんらしき男性が7人いるんですが間違いないでしょうか」山田たち「間違いないです」そして順に片言ずつしゃべり、「多くの偽物の中に本物の山田は一人」これが「ウメの生存戦略なんです」とのたまった。とにかく可笑しいのだが、林田アナは「そうなんですね」と何ら突っ込むことをせず、淡々と「今回はウメの生存戦略に迫ります」と進行させていくのだった。

山田の一人が林田アナに質問する。「デートの相手が山田だとして一人で待っているのとこの状態(7人)で待っているのとどちらが目を引きますか」アナは「もちろん山田さん一人でも十分目を引きますが・・」と持ち上げ「7人だとアッと驚きます」と返事をする。さらに偽山田は「花いっぱいのウメの木と花は大きいが数の少ないツバキと比較するとウメに行きたくなりますよね」と同意を求め、今度は本物の山田孝之が「続いてこちら」をと示したのが「新宿歌舞伎町のネオン街と練馬区北町のアーケード街のショッピングセンターのネオン街」のパネル、そこへジジイの山田が「林田さんがムラムラしている独身の40代の男性だとしたら」ととんでもない設定を持ち出し「どっちへ行く?」と尋ねるんだ。オイ、コラッ!誰かツッコんでやれよ。しかしここでも淡々とした態度を崩すことなく林田アナは「やはりネオンが華やかな歌舞伎町の方に・・」と答えるのだった。

「もうおわかりですね」とヒゲの濃い別のジジイ山田が「歌舞伎町やススキノの歓楽街がネオンだらけなのはウメの成長戦略を参考にしているのは間違いないです」と断言しアナに同意を求め、さらに華やかさにはエネルギーがいるという欠点もあると話を持っていき、2つのパネルを出してきた。何とスーツでキメたキアヌ・リーブスとだらしなく太り気味で気の抜けたキアヌ・リーブスの写真で「きれいに見せるにはキアヌ・リーブスクラスの人間でもお金をかけないと華やかにならない」と今度は本物山田が語り、「林田さんも勝負の夜はお金をかけて着飾りますよね」とトンデモ発言を仕掛ける。ここでも林田アナは「それはそうですね」と受け流す。

で、ここからが一番言いたかったことで、私も「ほう」と感心したのが、実は梅の花には本物とフェイクの2種類あるという事実だった。花が全部本物だとやがてウメの実が多すぎこれは母体の木に負担が掛かる。で、めしべのない花もたくさん付けることで「低コストで華やかに見せているのです」これがウメの生存戦略だと。
そこからゾロゾロと7人が林田アナに対峙し一瞬の間。何が始まるかと思いきやジジイ山田が「私は偽物の山田なので低コスト、ギャラも安くですんでいます」とバラせば本物山田が「ちなみに私のギャラははウン十万円ですが偽物は5千円でしかも交通費込みです」とマル秘ネタを暴露していた。

最後にウメはその実を落下させイノシシなど哺乳類に捧げることで種を遠くに運んでもらっていると説明した後、「ちなみに私はこの身を捧げたいと思った相手は何人かいます」と語ってじっと林田アナを見つめるのだった。
おいおい、林田アナも視聴者も困るだろうがーといたたまれなくなりそうな次の瞬間、音楽とともに林田アナは「さよなら」と手を振ることでこの回を終わりにした。山田はじっとアナを見つめたまま(笑)だった。いやいや面白すぎるだろ。

オオイヌノフグリの場合は本当に犬のふぐり(睾丸)を見せる丁寧な作り(?)で、林田アナの「その名前にも戦略があるのですか?」には山田「いえ、何もありません」で、これなんかは第1回のタンポポとプーチンの例えを意識したものだろう。また「もし林田さんの名前が『林田ふぐり』だったらどうですか?」には林田「親に真意を聞きたいです」と冷静に受け答えした。さらに山田「私の名前が『ふぐり たかゆき』だったらここまで売れてないと思います」と、どうでもいい方向に脱線もしていた。

さらに虫がこの花の蜜を吸おうとすると茎が揺れバランスを崩しやすくし花粉が虫に付きやすくなるという例えをやるのだが、それがなんと床に横たわる太ったオジさんに林田アナが乗っかることだった。「特殊な訓練を積んでいます」って言うけれどほとんどサドマゾの世界じゃないか?で、バランスを崩したアナの手をつかみ「この手のぬくもり、これがこの花の生存戦略です」と表面上は解説するも「私は林田さんと手を繋ぎたいと思ったがいきなりそれをするとただの変質者になってしまう。だからこのオジさんを使って私と手を繋がざるを得なくなるような状況を作った。いわば自作自演(ハハハ)」と本音を吐露するも、「そうなんですね。山田さんありがとうございました。さようなら」と手を振り、林田アナはどこまで行っても無感情を貫き通すのだった。
(↓それにしてもあまりにもシュール過ぎる画面)

チューリップの場合は花が開いて閉じての間に大きく立派になる例えで、山田「実は番組冒頭からシークレットブーツを履いていて10cm背が高く立派に見せていました」とバラすも、何でそんなことをツッコむことなく林田「いつもより頼もしいと感じていました」と感心。大きい方がモテる例えは、おなじひろしでも「猫ひろしより舘ひろしの方が断然モテる」とパネルを出す(笑)し、
チューリップが種の交配(山田と林田の合成の子ども写真が出ていた)だけでなく球根でクローンを増やすように大量に作ることが出来る例えでは山田の顔がこれでもかと画面に出ていた。山田はクローン化で色や形がきれいにそろい人間が好むように植えられたチューリップは世界を制したとまで言い、最後は「北朝鮮の人たちはチューリップの生存戦略を完全に参考にしていますね」とドヤ顔でうなずくのだった。
(↓例えが少しアブナくないか?)

そしてまとめではチューリップの歌を山田が歌い、林田がピアノを弾き、「どの花見てもきれいだな」の歌詞がまるでSMAPの「世界に一つだけの花」のメッセージと同じ「それぞれの花にきれいなところがあるんだよ」と解説し、番組は粛々と終わった。ふう・・。

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