2019年5月4日土曜日

さよなら東北、日本橋へ

鹿児島に帰る飛行機は羽田発16時45分だった。だから急いで盛岡を出なくてもよかったのにこの大型連休ゆえに午前10時16分発の新幹線に乗るしかなくなっていた。カールによると「新幹線を(いつでも乗れると)甘く見ていた」とのこと。「東京で4時間近く時間が余る、どうしよう」と言われてもそもそもがきちっと計画を立てて旅行するタイプではないので困ってしまう。「皇居の一般参賀があるみたいだけど」とカールが提案したがネットで「人があふれ東京駅にまで」との報道があり車中でそれは無理と分かった。そうだ、盛岡駅では秋田からの「こまち」と待機していた「はやぶさ」との合体シーンを撮れたんだった。九州ではお目にかかれないヨ。↓

東京駅に降りてもまだどうするか結論は出ず、カールが「日本橋に行ってみようか」と言うのでそれに従った。思えば日本橋は行ったことも見たこともなかった。高速道路に被われていて雰囲気が台無しってことは最初から知っていたけれど・・。八重洲口を出て10分くらい歩き、高島屋の本店を過ぎると見えてきた。やはり高速がありその欄干に「日本橋」と大きく書かれていた。(↓これを見ると高速道路が日本橋かと勘違いしそう)
そう、橋の中央に「麒麟の翼」があって東野圭吾の小説のタイトルの由来にもなったんだな。確かめるとあるにはあったが思っていたものよりやや小さい印象だった。あ、私は小説も映画も見ていなかったんだ。
日本国道路元標があり江戸時代から日本の道路の始点である。そういえば一心太助も築地やこの辺りで活躍していたナ。広重作の浮世絵「東海道五十三次」も日本橋が最初だ。里程標ってのがありここからの距離が書かれてあった。見れば「鹿児島一四六九千米」とダントツで遠い所って分かる。今日そこに帰るんですわ。

橋を渡ると三越本店があった。やはりここは中心街だ。有名な獅子像は鼻と前足がテカテカに光っていた。みんなそこを触るのね。
そこから少し歩き、千疋屋のカフェで「何か食べよう」とカールが言うのでアイスクリームを食べた。値段は380円。高いように思えるが中尊寺や弘前城では判で押したように350円で似たような値段だった。食べてみるとまあ普通。店に陳列してあった1万ほどもする果物とは別物だ。しかしここの贈答品用の果物には驚いたねぇ。枇杷ってこんなに高いんだ。茂木枇杷の2Lサイズというのは9個で1万4千円もしていた。何と1個1500円!うちの庭にある枇杷なんて0.5Lサイズできっと150円どころか・・。隣にあったさくらんぼの佐藤錦は40個入りで1万9千440円。1個486円もさくらんぼと思えばずいぶん高い。(↓確かに見た目も上等)

自分が買うことは一生ないだろうと思いつつ店を後にし、「まだ時間はあるけどもう(空港に)行こうか」とまた東京駅に戻った。14時頃だったが、構内放送で皇居に向かおうとするお客様へ「今行かれましても一般参賀にはもう入れません」という忠告の案内が流れていた。私らも行かなかったけれどチラッとその行列くらいは見てもよかったな。ヒマだったし。

羽田に着いてしばらくラウンジで過ごした。広いテーブルにパソコンを広げ充電しつつコーヒー飲みながらネットもできて快適だった。天鳳も半荘1回やった。今度から時間余ったら余計なことせず早めに空港に来て過ごそうか。ただ帰路はすんなりとはいかなかった。雷雨が近づいているとかで出発がかなり遅れた。結局鹿児島に着いたのは予定より1時間10分遅れの19時40分過ぎだった。その足で病院に寄りギボヒサコを見舞ってから帰宅。いつもなら真っ先に玄関にやって来るはずのゲンちゃんはまだ動物病院で隔離中。お迎えは明日朝だ。待っていてねゲンちゃん。

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