また外来担当日、ただ先々週ほどの忙しさはなく、淡々と仕事をこなした。
最近はベトナムからの技能実習生で日本で働く人が増えた。当然、ベトナム人で病院受診する人も多くなってきている。だから今日、20代のベトナム人男性が内科受診して来たのも特に珍しいことではなかった。そこの会社の付き添いの人二人もいっしょだった。
病状はここでは書けない。問診表住所氏名欄にはおそらくは患者本人が書いたと思われる文字があった。たどたどしい書き方だったからそう思われる。それが一瞬住んでいる所が「なぞの社員寮」に見えた。おいおいちょっと怖いゾ。
でも、よーく見たら「まきぞの社員寮」だったわー(笑)。特にたいしたこともなくてお帰りいただくことになったが、付き添いの男性がえらくベトナム語が上手だったので「ところでどうしてそんなにベトナム語が上手なんですか」と尋ねてみた。すると「え、私はベトナム人ですから」だって。えー、日本語がえらく自然だったからベトナム語のうまい日本人かと思ったよ。日本に来て8年くらい経つんだって。
ずっと昔、20年以上前の旧青雲病院でのことを思い出した。中年の韓国人が体調が悪いと救急外来に来た時、付き添いの若い日本人女性が通訳していて、すごく韓国語が上手かったので今回同様「どうしてそんなに上手?」と尋ねたことがあった。答えは今回同様「私、韓国人ですから」だった。いや、日本語があまりにも自然で絶対日本人だと思い込んだんだ。日本語は難しいと言われるけれど、音感良い若い人ならネイティブ並みにしゃべれるようになるってことか。
今度からは外国語を上手くしゃべる人には「日本語上手ですねー」と言うようにしなきゃな、ハハ。
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