で、鹿児島市内には3ヶ所シネマコンプレックスがあるが、どこにしようかとなった。駐車場がタダなのは与次郎ヶ浜のTOHOシネマズだ。時間が合えばそこでも・・と思いつつも「姶良のイオンには4DXってのもあるぞ」と私が言うと、「どうせならそこにする?」とカールが乗ってきた。この4DXってのは画面の内容に応じて座席が揺れたり、水しぶきが出たり、風が感じられたり、熱さを感じたりとまるでテーマパークのアトラクション機能を備えたようなもので通常料金より1000円以上高くなる。でもそうそう見に行くこともないからそれにしようかとなった。高齢者割引でネット予約して一人2400円になった。
で、見終わった感想だが、やはりいい出来だった。これまでの怪獣映画は当然怪獣そのものの造型やスペクタル部分などに比重が置かれていたが、本作は普通の戦争映画に人間ドラマの部分が分かりやすく描かれ、怪獣物としても迫力、音響など十分過ぎるくらいの面白さだった。そしてなんといっても映像技術の出来!CGと実物とを融合させた技術をVFX(Visual Effectsの略で視覚効果という意味)というらしいがこれが実に素晴らしい。ゴジラそのものがCGで造られていて、以前の着ぐるみでは表現出来なかったシーン満載でハラハラ、怖いの度合いが桁違いだ。特に木造船とゴジラの↓のシーン。他にも電車が飛ばされ、噛まれるシーン。
ゴジラが放射熱線を出す直前の背びれが青く光って1個1個飛び出すギミックは初めての演出で面白かった。そして見終わっての最大の疑問が実は注意深く画面を見ているとちゃんと分かる仕掛けになっている点などマニア層や家族層どちらにもアピール出来ており、こうして書いている私も「もう1回見に行ってもいいかな(今度は普通のスクリーンで)」と思えるほどだ。これまで二度三度見に行った映画って前にも書いたが「ルパン三世カリオストロの城」と「007私を愛したスパイ」の二作品しかない。今回のゴジラ映画は1954年の初代ゴジラへのオマージュ、そして最序盤のシーンはジュラシックパーク、上の木造船のシーンはジョーズを思わせて、いろんな名作のいいところを併せ持ってもいる。そして4DXだよ。注意しないと椅子から転げ落ちそうなくらいで、ゴジラが光線を吐けば背中が熱くなるし、とにかく揺れまくった。カールは一度私の腕をつかみに来たくらい。約2時間、眠るヒマなんて全くない。まあ楽しかったナ。
そうだ、思えば映画館に行くってコロナ以降初めてだった。カールは「私は『翔んで埼玉第二作』は絶対見るつもり」と言う。かつて埼玉に住んでいたことがあり、そうでなければわからないギャグやオチなど満載で面白いからとのこと(私が「11月14日は、埼玉県民の日なんだってな」とカールに言うと、「そうよ。でも埼玉県民は休みだからって(千葉の)ディズニーランドに行くの」と笑う)。私は第一作を見ていないし埼玉は行ったこともないしで、たぶん見ないかな。でも、映画を見る楽しさを今回のゴジラで再確認させてもらえた。ありがとう、また見よう!(今回のゴジラ、ちゃんと終わってもいるけれど、続編も可能な作りになっている。いいアイデアがあればもしかしたら続編もあるのかも)
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