最近、ちょっと頭に来ているのが、福島原発のALPS処理水問題だ。何をってこれに対する韓国や中国、北朝鮮の言いがかりについてだ。韓国の一部勢力など「処理水」とは言わずに「汚染水」と決めつけた言い方さえしている。
日本の経済産業省はこうホームページで説明している。
「ALPS処理水とは、東京電力福島第一原子力発電所の建屋内にある放射性物質を含む水について、トリチウム以外の放射性物質を、安全基準を満たすまで浄化した水のことです。トリチウムについても安全基準を十分に満たすよう、処分する前に海水で大幅に薄めます。このため、環境や人体への影響は考えられません。また、海洋放出の前後で、海の放射性物質濃度に大きな変化が発生していないかを、第三者の目を入れた上でしっかりと確認し、安全確保に万全を期します。国連の機関であり、原子力について高い専門性を持つIAEAも、海洋放出は科学的根拠に基づくものであり、国際慣行に沿うと評価しています。また、海洋放出に際しては、IAEAの安全基準が守られているかを厳しくチェックしてもらっています」
そしてIAEAはきちんと調査して上で、安全基準が守られていると報告しているのだ。
韓国の現政府はさすがにIAEAの結果に基づき、安全であることを受け入れる方針のようだが、野党の「共に民主党」はそうではない。調査機関として権威のあるIAEAの件についても「日本はIAEAを買収してうまく取り込んでいるからだ」などという解釈で信用していない。結局、科学的根拠などどうでもいいのだ。反対する韓国人の思考回路には「日本および日本人は悪い」という前提があり、いくら根拠を示して説明しても考えを変えようという気がない。だから韓国国民も不安になって今、塩が店頭から消えているという。福島が「汚染水」を放出すれば海から採れる塩に放射能が混じってしまうから、なんだそうだ。韓国は東京オリンピックでも日本の食品は危ないって言って選手村の美味しい食事は摂らず、韓国人スタッフの作った弁当を支給していたな。自分らのウソに自分らが縛られてしまっているのが分からないようだ。原発事故から12年、日本人の健康や寿命は悪化したのだろうか。それがこの10年、日本人の平均寿命は2歳弱も伸びて来ているのよ。福島県民だけ寿命が伸びていないということもない。客観的事実として、原発放射線の健康や寿命への影響は今のところない、と判断すべきだろう。
ところが驚いたことに、社民党、共産党、れいわ新選組など日本の左派もそれぞれの社説や演説で『原発事故の汚染水を海に捨てるな』との主張、「処理水、トリチウム水、何と呼ぼうが汚染水である」との持論、「私たちが食べる魚、さらに生態系に影響を及ぼす可能性もある」といった反対論などを述べたりしている。また、《世界平和アピール七人委員会》という大石芳野、小沼通二 池内了、池辺晋一郎、髙村薫、島薗進、酒井啓子諸氏らの「権威ある」学識者たちの連名によると「水とともに体内に入ったトリチウムからのベータ線はDNAを破損させる以上のエネルギーを持っているので、内部被ばくの被害を引き起こす可能性がある」「原発周辺地域で子どもの白血病の発生率が高いとの疫学調査結果もある」と主張しているそうだが、これらの噂はこれまで何度も科学的に否定されてきたものばかりなのだ。韓国人左派と頭の中身は変わらんね。
さらに日本では7月6日に松野官房長官の公式発言で、福島第一原発の処理水の海洋放出を巡り「中国や韓国を含む世界の多くが海洋に排出してる」と強調していた。実は中国や韓国の原発の処理水の濃度の方がはるかに濃いのだ。経済産業省によると、中国では秦山第3原発が約143兆ベクレルと福島第1が予定する6・5倍、陽江原発は5倍、紅沿河原発は4倍。韓国でも月城原発が3・2倍、古里原発が2・2倍に上る。欧米では、数字がさらに跳ね上がる。フランスのラ・アーグ再処理施設は454・5倍。カナダのブルースA、B原発は54倍、英国のヘイシャム2原発は14・7倍とけた違いなのだ。おいおい、自分らの海は大丈夫なんかい?
これに対して中国は「事故を起こした処理水と通常運転の処理水とは違うから」という解釈のようだが、はあ?である。放射線濃度に何の違いがあるというのだ。これなんかも非科学的態度であることが分かろうというものだ。韓国で自然科学分野でのノーベル賞受賞者が出ていない(中国は抗マラリア薬発見者の1人のみ)ワケもそうだったのかと、うがってみたくなるな(笑)。
同感です。科学そっちのけで政争の具にしているだけ。うんざりしますね。
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