外来はやはり忙しいねえ。
午前は一般の外来業務のみだが、昼過ぎから救急ピッチ当番だ。さっそく過換気症候群の中学女子が運ばれて来た。症状そのものは典型的で特に積極的治療はは不要、しかしそのきっかけを尋ねると、一度専門医受診が望ましいと思われ、紹介状を書いた。その仕事が終わるかどうかの頃に午前中最後の患者さんの病状説明、それが終わったら25歳男性の頭痛腰痛の救急依頼が・・。しかし発熱39℃あると聞き、ピン!ときた。救急外来に入れる前に「コロナを調べておいて」と指示をした。結果は大正解。コロナ陽性だった。
その間に急いで昼食を摂り、救急車内の25歳コロナ患者には対面せずに結果説明と処方箋の説明をして帰宅させた。そして14時半ごろ遅い休憩を取ろうとしたら「救急隊本部から『姶良イオンで20歳女性が心肺停止の連絡あり』で受け入れは可能か」という連絡があったそうだ。なに?!とんでもない情報だ。実は本部も事の詳細は把握しておらず、今から救急車を向かわせるという。そうか、ならばその心肺停止状態というのが本当か微妙だ。ただの意識消失かもしれない。それはともかく15時ちょうどに当院はコロナ患者の入院受け入れ予定が入っていて、その場合救急外来を閉鎖して2、30分コロナ専用状態になるため、その時間帯は救急患者は受入不可なんだ。そんなワケで心肺停止患者受け入れは難しい。後で確かめると、やはり心肺停止ではなく、しかも他病院にかかりつけの人だったらしく、そちらに搬送したという。ふう・・これで「心配は停止」だ。
外来スタッフの計らいで、本来は外来業務時間帯の15時前後を昼寝することが出来た。その後はゆっくり過ごせていたが、終業時間間もない17時15分に近隣施設から90代の女性が嘔吐で救急搬送依頼があるという。はあ、最後まで許してくれんかったネ。
で、診察後、腹部CTを撮ってみて「うん?」となった。S状結腸軸捻転だったのだ。急遽、緊急大腸内視鏡が必要で、内視鏡室スタッフの帰りを待ってもらい、レントゲン室で捻転解除術を行った。幸いに脾弯曲までスムーズに入り、捻転を解除することが出来た。後は入院指示を出すだけ。比較的早くに終わり、やれやれだった。
今日の午後は救急患者が多かった。しかし、日によってはまったくゼロの水曜日もよくある。今日はたまたまビジーな日だったということだ。
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