うへー、今日の外来は忙しかったよぉ。
午前中がずっと患者続きなのは分かる。でも13時過ぎに外来終えて上に上がろうとしたら「先生、救急要請です」ときた。午後は救急当番なんだ。「畑で倒れていた高齢男性・・」それと「(到着まで)20分くらいかかります」との情報だけだった。はあ、今日は13時半から防災訓練があってその時間には外の駐車場へ集合しなければならない。訓練には行けないな・・それで信号医局長に「今日の訓練には参加出来ません」と報告に行くと「私もいけなーい」だって。みんな忙しいわ。
さらにだよ。13時20分に外来看護師から「先生、救急依頼で、田んぼに落ちて・・」と聞かされ「ああ、それね。13時半ごろには運ばれて来るんでしょ、聞いているよ」と答えると「いいえ、それではなく別件です。1.5mの高さから田んぼに落ちて頭を怪我していて・・」えー、もう一人いたの?!どんだけ田んぼって危ないとこなんだよー。しかしこれは困った。まだ最初の田んぼ患者は来ていない。受け入れOKしたら2台がかち合ってしまう上に、職員の大部分は防災訓練で外に出ていて、これは対応しきれないと判断し、断った。いわゆる苦渋の決断ってやつ。
田んぼ患者1号はぴったし13時半には搬入された。鹿児島市内から田んぼの様子を見に来た長兄が実家の弟の様子がおかしいと連絡したのだった。発語障害があり立位が取れなくなっていた。これはまず頭部CTの実施だ。案の定、脳梗塞だった。CTではっきり分かるくらいだからこの1、2時間で起きたものではない。脳外科のカワゼンDrに引き継いでもらった。
そんな中、もう一人、気になる外来患者がいた。昼前に来院した人で、私が忙しいので内科のダヒロDrに診察を依頼していた初老男性だ。ダヒロDrから「ビリルビンが16以上もあります」と聞いてただ事じゃないと分かった。入院すべきは分かるが、CTでも急性肝炎によるものか総胆管の閉塞性黄疸によるものかはっきりしなかった。総胆管結石確定なら私が診ることになるが・・。結局、両方の疾患に対処できる鹿児島市内の病院に救急転送することになった。うへー。
夕方には発熱があると隣町のクリニックから精査依頼とやらが来た。その時間帯は採血や画像診断がぎりぎり可能だが人手が少なくなるタイミングで入院になると忙しさが増す。私の診断は軽度の肺炎、でも本人がどうしても入院はいやという。ま、外来でもやっていけない状態ではなかったので抗生剤点滴と処方を出し、返書まで書いて帰宅させた。入院させなくても大丈夫だったか?いや、たぶん大丈夫。この辺は長年の臨床の勘というやつだ。
終わってみれば17時半過ぎには業務は終わっていた。いやいや、だからといって定時じゃんと思ってもらってはチトきつい。帰りは老健のオマルさんと碁を打つ気力もなく、早々に帰宅したったヨ。
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