2022年10月1日土曜日

今日は写真がないワケ

長島のクリニックに大腸内視鏡検査を頼まれ、新幹線で出水駅まで行った。駅出口では先月はバーバラ植村さんを見かけたが、今日はシンタカさんにばったり出会った。よく出会うわな、駅の中は。

彼女は中学の同窓生だが、卒業後は同窓会以外20年以上特に付き合いはなかった。しかし、2000年だったかな、出水のスチョル先生から当番医の代診をしてくれないかと頼まれ、初めてスチョル内科に出向き、さあて最初の患者さんはと診たら、なんとシンタカさんだったのだ。

彼女は挨拶もそこそこに「こてる先生、今度青雲会病院で私と息子の検査をお願いできないかしら」と頼んできた。健康に人一倍気を遣う彼女故に、いろいろ気になるところがあるよう。数年前までは実母を診察や入院でわざわざ姶良まで連れて来ていた。残念ながら母親は故人になってしまったが「まだ母の持ち物整理が終わらないのよ」と亡くなっても世話が焼けるとか。今日は鹿児島市内での結婚式出席のため知り合いの人たちと駅で待ち合わせだったそうだ。

ところで、この時、私のスマホはなにやらチャイムにバイブにと連絡が同時に来ていた。しかし、シンタカさんと会話中だったのでスマホは手にすることが出来なかった。彼女と別れてから確かめると、カールからのLINEで「デジカメは家にはなかったわよ」とあり、病院医局の福香さんからは「置き忘れデジカメはこてる先生のでは?」と見つからなかったデジカメ問題が一気に解決していた。サブアラドDrの電話は・・まあいつもの麻雀ネタだろう、すでに肥薩おれんじ鉄道の列車に乗っていたのでかけ直さなかった。

折口駅には長島クリニックの事務長さんが車で迎えに来てくれていた。後部座席から阿久根や長島の風景を眺めると、まだまだ暑さは残るが彼岸花や稲穂、透き通った空気感など秋が始まっているのがはっきりと分かる。写真をーと思ったがデジカメがなかった。スマホで撮ればいいのかも知れないが、長年の習性でスマホでの撮影には気が乗らない。黒瀬戸大橋でいつもの潮の流れを見た後は、車の揺れに乗られてぐーすかしてしまった。

「先生、着きましたよ」

はっ、もう着いたか。検査着に着替えてさっそく内視鏡検査だぁー。

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