NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」は親娘三代の物語の三部構成で、岡山から始まった物語は大阪から現在京都に来ている。主人公の「るい」はトランペットが吹けなくなったトランペッターの夫、大月錠一郎とともに回転焼き屋をして生活している。娘の「ひなた」は時代劇が好きな活発な少女だ。我が家では朝7時半のBSで食事しながら観ている。
その食卓に今朝はなんと「回転焼き」が出てきた。ほう!これは。
「天文館のサンドラッグに買い物に行ったのだけど、せっかくそこまで行ったなら『蜂楽饅頭』を買わなきゃだよねー。毎日TVで回転焼きを見せられているから〜」「なるほど、そりゃそうだ」NHK朝イチでの話題も華丸、大吉が「関西では『回転焼き』と言いますけど福岡では『回転饅頭』って言っていました」と指摘していたように各地で呼び方が違う。一般には「今川焼き」とか「大判焼き」が多いようだが鹿児島、熊本あたりでは「蜂楽饅頭」だ。このことはこのブログでも以前話題にした(2020年9月25日蜂楽饅頭、白、黒どっちだ?)。黒あん、白あんがあり、私は絶対黒あん派だと日記に書いたとおり、当然カールが買ってきたのは黒あんだった。↓写真はちょっとピントがずれた。ぎっしり詰まったあんが嬉しいね。ドラマではなぜか回転焼きの売り上げが落ちて来ていて、主人公が不思議に思っていたところ、ちまたに流れる「およげ!たい焼きくん」を聞き「このせいだ!」と合点するシーンがあった。実際、「およげ!たいやきくん」の売り上げと人気は凄まじく今もってシングルレコード売り上げの記録(500万枚以上と言われている)は破られていないし、この時期、たい焼きの売り上げが伸び、たい焼き屋に行列ができるなどの現象も起きたという。似たようなお菓子である回転焼きは当然その反動を受けたことだろう。
ただ、私はたい焼きはあまり食べた記憶がない。ていうか、回転焼き(蜂楽饅頭)に比べたい焼き屋って老舗がない気がする。鹿児島だと天文館アーケードの一等地のあそこに何十年も前からあるってみんなが知っているしー(ちなみに私の同級生の実家だ)。回転焼きは江戸時代から続くお菓子で明治時代に大流行し今に至っている。これだけ長く続いているということは定番お菓子として今後も愛されていくことだろう。ただ、食べても1個、せいぜい2個が限界で、さらにお茶が必要になるという副作用が付きものなのはまあ愛嬌かな(笑)。
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