2022年2月16日水曜日

オリンピックに国の主義を思う

このところ北京オリンピックの話題が続くが、それにしてもロシアという国のメダルやオリンピック成績への異常なくらいのこだわりにはぞっとするくらいだ。国家ぐるみでドーピングをしていたというのは共産主義国家だった時代ならさもありなんも、まだ10年も経たないちょいと昔の話だった。日本では国ぐるみでやろうという意思統一なんて出来そうもない。きっと誰かが反対、もしくはリークして実行前に破綻するはずだ。そんなことまでしてーと日本人は思う。

しかしロシアは違う。「金メダル取れるんだったら悪いことだけどバレなきゃいいさ」なんだ。そして良い成績を残すことが国家の力を示すことと思い込んでいるよう。金メダルを取った選手は同国では様々な恩恵がありその効果は一生ものだという。だからといって15才の少女が身体能力に効く薬を自ら飲むはずがない。周囲の大人の誰かが飲ませたのは間違いないはずで、それをロシアの代弁者が「祖父の飲んだ薬のコップに口を付けた」などの言い訳(抗弁)をする時点でクロだろう。薬は錠剤であり、そんな理由でドーピング陽性には絶対ならないからな。

ロシアはGDPなど国力は意外にそれほど大きくないが軍事力や国土、資源はある。覇権主義の彼の国はウクライナをどうしても自分の力の及ぶ範囲に置きたいようだ。ウクライナはロシアから見ればかつての兄弟国で、欧米との緩衝地帯で地政学的に重要な地域ということらしい。以前はウクライナ国民も親ロシアが多かったというが、今ではNATOに属したいという国民が半数以上になっているという。これがロシアには面白くないだけでなく脅威に映る。それを戦争は嫌だからと反対すると捕まっちゃう(下手すりゃ暗殺される)印象だ。今さらながら、ロシアにしろ中国にしろ国の方針を国民に強いる専制主義的な国には住みたくないな。
安倍の馬鹿野郎とか岸田のマヌケがーと自由に言える雰囲気を持つ国は素晴らしいってこと。ただ、かつての日本が今のロシア中国以上に全体主義だったということは忘れてはならないがー。

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