2020年6月23日火曜日

観る将

夕方、AbemaTVの将棋欄で藤井聡太七段が王位戦挑戦者をかけて永瀬拓矢二冠との決定戦を観戦した。私は将棋はほとんど分からない。あまり指したこともないし子ども相手に遊んだことがあるくらいだ。でも囲碁が好きなので同類の将棋関係の記事はよく知っている。藤井七段が棋聖戦に続いて王位戦でも最年少挑戦者になるのかが最大の注目点だった。

画面を見ると局面が進んでも五分五分の形勢だった。一手一手AIが48%対52%とか形勢判断をしているのだ。一時永瀬二冠が54%優勢になったりしたがまた藤井七段が51%になったり一進一退だった。
これに視聴者がコメントをたくさん寄せてくる。見ればなんと100万人以上が視聴していた。驚いた。人気のあるドラマでも10万人台くらいで麻雀のMリーグ生中継でも100万は超えない。いかに注目を集めているかが分かる。おそらく私のような将棋を指さない人たちも観戦しないとこれほどの視聴者数は集められないはず。↓の1.7mとは170万人のことだ。
そのうち藤井七段が60%さらに70%と優勢になってきた。19時半には90%ほどにもなりこれはよほどポカがない限り勝勢とみた。いや、私は盤面を見ても分からないんだけどネ。19時54分にはついに藤井99%までになった。コメント欄には「終わた。。」「永瀬早く投了しようよ」など出ていた。・そして19時56分、ついに永瀬二冠が投了した。
ふう。将棋を知らなくても確かにスリリングだった。持ち時間が残り3分になっても藤井七段の差す手は正確で間違わない。すごいねえ。目が離せなくて2時間近く私もAbemaTVを付けっぱなしにしおていた。こんな楽しみ方を今は「観る将」と言うんだそうだ。同じAbemaTVでは麻雀もあってならば「観る雀」と言うんだろう。まあ、私は「打つ雀」だが「観る雀」も時に楽しんでいる。ネットではゲームの楽しみ方も進化しているわい。

追記:6月28日の棋聖戦挑戦手合第2局でも藤井挑戦者は渡辺明棋聖(他に棋王、王将の三冠保持者)に勝利し、これで2連勝。初タイトル獲得まであと1勝とした。視聴者が驚異の340万人!ただただすごいとしか言いようがない。タイトル戦では初の和服姿で、昨年師匠からもらったものだそうだ↓。

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