2018年10月18日木曜日

救急当直慣れ

今晩はまた当直だった。19時過ぎ、たまたま外来に行くと、ちょうどほぼ同時に受診依頼の電話が来ていた。カッコちゃんNsは1才5ヶ月の女児が転倒し嘔吐している、オイドリッチNsは20代女性の衝突事故に遭ってかすり傷があるというものだった。
(その様子を写真に収めた。↓カッコちゃんは夕方から22時までの勤務でこんなケースの時大いに助かる)
小児科のない青雲会病院では1才前後の子どもはあまり診ることはなく一旦他の施設に打診してどこも診ないなら一旦ここで診ましょうと伝え、事故は警察の調べが終わってから来るとのことで、結局両方受けることになった。

子どもの方は泣いてはいるけれど意識もはっきりし単なる脳しんとうだろうと思ったが病院に来ても嘔吐したため頭部CTを撮ることにした(普段は撮らないし撮る必要もないことが多い)。そこまでしてあげれば不安を抱える母親も安心するだろう。でもやはり検査を理解出来ない乳幼児を撮影するのは大変だった。抑えるのに3人掛かりだったし、放射線科技師まで呼んで320列のCTを使い0.5秒の照射時間で済んだとはいえやはり多少のブレが出た。予想どおり特に何の所見もなく頭部打撲時の注意事項を書いた紙を渡し帰宅してもらった。その間、口腔内が腫れて発熱したという職員の夫が来て、点滴実施したところで、交通事故患者が来た。一見してどうってことはないが交通事故は後から痛みがひどくなったり保険がからんだりがあるので1泊入院させることにした。

入院指示が終わって医局に戻ったのが21時ごろ。ソファ寝でぐたっとすること約2時間、また連絡が入った。近隣の整形外科病院から誤嚥性肺炎の患者を受け入れて欲しいとのこと。OKし外来で待った。だがやって来たのは1時間後だった。なんと気管挿管までしていた。人工呼吸管理がそこではできないとのことで付き添って来た看護師を見れば、おやおや以前ここにいたミホバマNsじゃない。辞めて10年近く経つのかな。眼科クリニックに長くいて2年ほど前から現在の病院にいるという。へー、そこは青雲出身の看護師が多いよね。「そう、楽しいですよ」だってさ。子どもも3人いてたくましく生きているねえ。

この後はお呼ばれもなく、多少バタバタしたがまずは平穏な当直であった。と、ここまで書いて人によっては大変な当直だったと感じるかもしれないと思った。深夜に気管挿管した救急患者を入院させたわけだしー。救急当直慣れで感覚が麻痺しているのかもしれないナ。

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