夕方、病棟を回っていると、私の患者とは別の見舞客と思われる男性から声を掛けられた。一瞬誰だか分からなかった。しかしよく見ればセントラル高校時代の同窓生GODEN君だった。クラスは違っても話はしたことがあり、彼はその後県の教員になっていて、ここの病院にも何回か人間ドックで来て胃カメラなどもしていた。母親の見舞いに来ていて、ならばと母親とのツーショット写真も撮ったりしてあげた。しかし顔が真っ黒で「ゴルフ焼け?」と聞けば、「いや運動会さー」だと。今は鹿児島市内の小学校の校長をしていて昨日は台風で延期された運動会だったそうな。なーるほど。この前の日記ではないが私たちは今運動会オフモードのはずが校長先生ならまっ盛りモードだ。
四方山(よもやま)話の中で、オウム事件に私たちの同期生が関与していた話題を彼は知らなかった。イヤ別にこの前死刑になった連中の中にいるんじゃなくて、同期の釜新君がオウムの音楽大臣のような地位にあり、あの有名な「♪ショーコー、ショーコー、ショコショコショーコー、〇サ〇ラショーコー・・」の歌は彼が作曲したんだよと教えると、え、本当?という表情で「これは初耳、その名前は聞いたことがあるが思い出せない。後で卒業アルバムを見てみよう」とえらく興味を持ってくれた。
釜新君は逮捕はされなかったが、有名な女性幹部が逮捕された直後にその子ども3人(麻原との子)の保護者がいなくなるのを懸念したか彼女と結婚して(させられて)いる。中学高校と同期だった作曲家吉俣良は同じ音楽を学んでいて「あいつに音楽で負けたことはないと思っていたが、あの歌だけは(人口に流布した点で)負けた」とぼやていたとか。ネットで調べるとその後脱会したらしいが行方は誰も知らない。
私はこうして話題にするもどうもオウムネタは多くの人が亡くなったり傷害を受けたりまた根が宗教がらみということでマスコミなど触れることに気を遣いすぎているみたい。釜新君の歌なんか、うちの子どもが小学入学以前愛唱歌にしていたくらいで今じゃお笑いソングとしていいんじゃないかと思うがねえ。やっぱムリかな。でもせめて話題にしてこんなインチキな宗教は信じてはいけないという反面教師的な使われ方をしてもいいのでは。でないとまた無差別テロも教義の一つだなんて第2、第3のトンデモ宗教が出てきて若者を惑わし不幸に陥れないとも限らない。麻原彰晃なんて普通に汚い醜男のおっさんでしょ。そういうのみんな感じていると思うんだけど相手が宗教となるとマスコミは腰砕けなんだからー。
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