2016年7月12日火曜日

「コラン川」の由来

昨日はカールが新しく買ってきたアロハシャツを着て行った。これまでのカラフルなものではなく赤単色に近い色合いでついでにパンツもシューズも新しいものにコーディネートした。「上も下も考えて着ないとバランスよく見えないから」とはカール様の指摘だ。で、仕事も白衣は着ずにアロハで過ごしていたのだが外来、内視鏡室とだーれもおニューの装いに声かけしてくれない(ちなみに青雲会病院では白衣なしのアロハは構わないどころか推奨されて可愛いんだ理事長以下多くのDrが着ている)。2、3年前はアロハを着ていくとほとんどの人に「いいですね」とか「似合ってますね」とか言われたものだが、毎度のことになるとそうそうは声かけしてくれないのか。

と思っていたら、5階のチェリピアNsが「先生、素敵ですね」と初めて声かけてくれた。彼女はこの前まで今きれい病院勤務で先月こちらに入職したばかりだ。そうかそうか、アロハシャツDrには見慣れないから声を掛けてくれたんだな。素直でよろしい。ということでツーショット写真を撮った。このあと数人に声かけてもらえ一応満足したのであった。
内視鏡室でせっかくだから全身写真を撮ってもらっていたら背後にいつもの湖西種実Nsが顔半分覗きをやっていた。ハハ。

ひょんなことから、私の出身地である揖宿(いぶすき)郡頴娃(えい)町大川の知覧町境に流れている加治佐(かじさ)川の呼び名が気になって由来を調べてみた。

大川では加治佐川のことを「コラン川」と呼ぶのだ。以前から気になっていて、この前大川出身のトシ登り従兄が病院に来た時に彼は物知りなので尋ねてみたが彼もはっきりとは知らなかった。しかし、「ウカワ(大川)の人間しかコラン川とは言わんどー」という貴重な情報を教えてくれた。では少し北側のミンバイ(耳原)や川の由来である上流のカッチャ(加治佐)集落ではコラン川とは言わないのだろうな。
で、今日内視鏡検査の合間にほんの少しだけ空白タイムがあったのでネットで検索すると、12、3年前に2チャンネルで「揖宿郡の頴娃町っていかが?」というスレッドが立ちその中で私同様に「コラン川ってなんでそう言うんだろう」というコメントに対しある人が回答らしき発言をしていたのだ。それは対岸の知覧町門之浦(かどのうら)(地元ではカジュラと呼ぶ)の川の意味で「カドノウラの川」を「カジュラん川」と発音していたのが訛って「コラン川」になったというものだった。なるほど!それなら大川の人しかコラン川って言わないのも説明できる。すると門之浦の人たちはウカワン川というのか?いやいやそれはないな。そもそも大川という川の名が集落名だ、だぶってしまう。

長年の疑問がある程度解決できとてもすっきりした。以前あったように何十年も会っていなかった同窓生消息が分かったりするなど、ネットはこのような使い方をすると本当に便利、知りたがりの私にとっては負の側面も言われるけどメリットの方がはるかに大きいのだった。

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