ボウリング練習から帰る時のNHKニュースで「天皇陛下が生前退位のご意向」との報道があった。へーと驚いた。同時にいいんじゃないかと思った。陛下の御公務というのは国民の目に見えないところでも数多くあるという。国民の多くは60才代で定年を迎えるというのに80才を過ぎても死ぬまでなお働かねばならないと法律で決められているわけだからねえ。おっと、「天皇」は憲法でも最初に取り上げられているほどの重要事項、並みの国民の仕事と同一にはできない。今回は高齢で公務遂行が思うようにいかなくなりがちということらしいからそれほどの問題はないかもしれないが、生前退位が可能になると逆に辞めろと圧力がかかったり何かとトラブルが起きるかもしれない。そもそも天皇はもともと生前退位が原則だった。明治憲法以降こうなったわけだが日本国憲法になってもそれは引き継がれた。「象徴」だから死ぬまでそれであり続けろということだ。ここには天皇=人間の観点はない。天皇は人間である宣言を戦後行ったのであるから今回の問題は人間としての天皇をどう扱うかということだろう。
それにしてもー。このような重要ニュースがNHKのスクープ報道となったのはどういういきさつなんだ?宮内庁は「そのような話しは聞いていない」と言っているという。おやおや。NHKが放送するんだ、まさか何の根拠もないということはないはず。ということは明らかに現天皇の意向ということだろう。
私は退位もだが元号が事前の予定通りに代わるということのほうがずっと興味がある。現実の生活面では元号の方がずっと関わりがある。生前退位が決まれば当然元号も事前に決められるはず。きっと1月1日をもって元号も代わることになろう。その名称はいろいろな場面やネーミングに使われ影響は大きい。私は若い頃次の元号は何になるのかすごく興味があった。昭和末期、某男性誌で投稿コーナーがあり様々な案が読者から出されていた。その中で私が一番受けたのがある読者の出した案でそれは「早稲田」だった。理由がふるっている。
「慶応、明治、大正、昭和とすべて東京にある私立大学の名前が元号になっている。ならば次は『早稲田』がなるべきであろう」アハハ。
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