2016年7月14日木曜日

2007年「復活」のあの頃

前日ボウリング練習した際にスリウェル君から「今度の連休は何も用事がない、ドラマでも見ようかと思うが何かお勧めは?」と言うので、私にとってドラマといえば韓ドラ、恒例の「冬ソナ」(2002)、「復活」(2005)、「ファンタスティック・カップル」(2006)のいずれかを教えた。彼は恋愛ものは好きでないとのこと、一番好きなのは唐沢版「白い巨塔」なんだそうだ。ならば「復活」あたりどう?と大まかな内容を教えると「見ましょう」と本日夕方医局にやって来た。DVD24話分を私は医局にずっと保存していたのだった。

私は今夜は当直で第1話出だしの30分ほどを彼と一緒に見た。というのも「復活」は韓ドラには比較的珍しいサスペンス物で特に第1話は伏線だらけ、過去と現在の事件も交互に出てきたり、しかも韓ドラ見ない人には韓国人名もなじみがないだろうとて、私が解説しつつ、だった。まあドラマはなんでもそうだが1、2話で興味を持ってくれるかで決まる。「復活」も3話以降は徹夜するくらい面白いので(私は二度徹夜した)できるだけ興味を持ってくれるよう世話したわけだ。

「復活」は冒頭は推理もの、そしてサスペンス、恋愛、途中企業もの、最終的には復讐劇と多様な側面を持ちながら進み、主人公ソ・ハウン=ユ・ガンヒョク役のオム・テウンのがんばりに釘付けになる。5話以降はハラハラと切なさで特に面白い。私が何度も見直すのは7話の終わりの場面で、ここは視聴者の誰もが胸キュン、女主人公ソ・ウナ役のハン・ジミンのうるうる瞳にいったいこの続きはどうなると絶対に8話は見ないではいられない。ああ、これを見ていたのがちょうど9年前の7月の今ごろだったなあ。

というわけで当時の手帳を確認すると、2007年7月18日に第1話を見始め、同日当直で4話まで見ていた。うん?午前2時43分、男に日本酒のビンで殴られ左目の上に15mmの傷を負った女性患者が来ていた、ってか。さっさと済ませて医局に戻ったに違いない。驚いたことに翌19日には5話から14話まで一気に見ていた。ほとんど徹夜だ。「目がしょぼしょぼ」になっているとも書いている。そりゃそうだろう、眼精疲労を起こすわ。で、私にしては珍しく目薬を使うがうまく入れられないとも書いてあった。そして翌日も見続け21日の明け方最終の第24話を見終わったと。1話が1時間強あるので3日半、仕事以外はほとんどこのドラマを見ていたことになる。ただ深夜、明け方も寝ぼけても見ていたせいで実は17、18話を見落としていたことに気付かなかった。だから途中なんか登場人物たちのリアクションがおかしい、何で?と変だったのだ。後で見直し納得だった。

この年、2月の「冬ソナ」から始まった韓ドラ視聴がこの「復活」でますます深みにハマって年末までずっと続くのだった。ハマった時の自分ってほんとすごい、我ながらそう思う。

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