2021年2月24日水曜日

当直で仕事したたった一つのこと

 昼間は外来担当日で忙しかった。内視鏡は水曜日はしないのだが、以前から私が診ていた某患者さんが下血を起こしたため、夕方内視鏡を握らざるを得なくなり結局18時40分過ぎまで掛かった。その後は当直だ。いつもなら当直でもいっぱい救急患者が来て〜というパターン、これまでよくあった。しかし先週もほとんど来なかったし、実はこの後一人も外来には患者さんが来なかった。珍しい。

いや、どうもコロナ窩になってから救急車始め夜間外来患者が減っているんだ。受診抑制が掛かっているみたい。ちょっと気分悪いけど病院に行くのはコロナが怖いしーってか。本当に命に関わる場合はそうもいっておられないだろうが、その程度で受診しないのならまあ大した病状じゃなかったってこと。ある意味正常化か。

呼ばれたのは日付も変わっての未明、病棟から「心臓止まっています」とのこと。だが慌てず騒がず出向いた。老衰で担当Drからの指示で心肺蘇生不要とのコメントがカルテにあった。家族も看取るためすでに来院しているという。通常のお見舞いは原則禁止しているがこれは別だ。死亡確認し時刻を告げ病室を離れ死亡診断書を書いた。今回の当直の仕事はこれだけだった。すでに外は明るくなりつつある。そうだ、シャワーを浴びていない、さっぱりして少しだけ仮眠を取ろう。明けてもまだ午前の仕事があるんだしー。

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