朝、お出かけ前に天鳳対局をしてみた。驚いた。こんなにまでサンドバッグ状態になるなんて。ザンク、ザンク、四千、ゴミ、ニックなどと細かい手から中間手まで振りまくり上がられまくり、南2局の2千点放銃であえなくドボンしてしまった。八段最初のラスかぶりだ。無論1回も上がることなくオーラスに行く着く前にハコ点とは!スーパーヅカンこてるくんだ。下↓のスコア表示を見てみて。一度も満貫放銃はしていない。6回放銃にツモられ2回。ジャブジャブの繰り返しでノックダウンぜよ。
いきなりのきつい洗礼だ。あっけにとられ、そして逆に闘志が湧いた。お前らコケにしてくれるじゃん。前回の八段時と違ってそれなりに自信を持って昇段して来た。覚えておきなさい。朝、カルテを見たら一番気になっていた患者さんが退院扱いになっていた。そしてすぐに合点した。深夜帯のうちに亡くなったのだ。やはりそうか・・。肝硬変の末期で腹水による膨満がとんでもない状況で、本日腹水を抜いてその中身からアルブミンを抽出し血管に戻す手技を予定していた。しかし本人曰く「明日まで待てない、苦しいからどうにかして」と懇願され昨日一部を穿刺排出してあげたのだが・・。事前に「いつ急変してもおかしくはない」と本人、家族には説明していた。未明になり状態が悪化し、本人が家族を呼んでくれるよう頼んだ。「今でないと死んでからでは遅いんだ」と。今はコロナのせいで簡単には面会はさせないようになっている。前夜も面会させていたということもあり、これはスタッフの判断で許可した。そして患者さんはこうも言ったと記録にあった。
「・・不思議なことにこんなことになるとみんな優しいね」
家族にはわがままで迷惑を掛けてばかりの患者さんだった。肝臓が悪いのに以前はお酒も止めなかった。しかし今際の時にはみんな心配で優しくなる。表情のことは書かれていなかったが文面から「ふっ」と微笑している様子がうかがえる。今回の入院も先月クニンダDrが入院しましょうと言っても頑として聞き入れず、先月末、どうにもならなくなって本人から入院を希望してきた。家族に看取られながらの最期であったのはせめても救いだったと思う。
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