2020年7月9日木曜日

コロナ会議と観る将

コロナのせいで約束事がすべてキャンセルになったと書いたが、その代わりに本日県庁で「県内における新型コロナウイルス感染症患者の状況と入院受け入れ調整に係わる緊急会議の開催」なる会議が開かれ、当初は私も代表して県庁に出向く予定だった。しかし、オンラインで病院から参加可能(Skypeを用いる)とのことで、19時から大会議室から可愛いんだ理事長以下メインスタッフがそろって視聴参加した。入院を重点的に受け入れる医療機関「重点医療機関」と「協力医療機関」を設けていく際の要件などの説明があるそうだ。

そこでの内容は多くは書けない。どの病院に何人入院してるかなどの機密情報もあったからだ。ただその情報がないと話が始まらない。質疑応答では「協力医療機関」になりそうな病院で診ていたコロナ患者が重症化した時に「本当に上位病院では受け入れをしてもらえるのか」といった質問もあった。これに対し一方の病院は煮え切らない返事だったものの、一方は「責任を持って受け入れる」と明言していた。まあ、重症患者を受け入れる側の苦労もよく分かるのでどちらの立場もよく分かる。

可愛いんだ理事長も質問するといってしゃべり始めたのだが、回線アクセスがうまくいかず司会者が戸惑っていた。それでチャット機能を使って文字入力での質問になった。それは「もし受け入れる際に一番気がかりなのは職員への感染だが、ちゃんと個人用防護具(personal protective equipment:PPE)が出来ているのに感染してしまったケースがあるのか?あれば教えて欲しい」というものだった。これへの回答は「感染のケースはある。しかし、後で検証するときちんとPPEが出来ていなかったと分かった。PPEが出来ていれば感染することはない」とのことで理事長は納得していた。青雲会病院は受け入れる予定ではあるが、そのためには病棟改造などが必要でなかなか敷居が高いようだ。まだまだコロナ対策は大変である。

会議に出る直前、AbemaTVでは藤井聡太対渡辺明戦を生中継していて私もそれが気がかりだった。前2回と比較して聡太は大苦戦。午後になってみるみるAI判定の勝率が下がり19時直前には1%対99%まで下がって全く挽回不能の状勢だった。がっくりうなだれる藤井聡太七段。
会議が終わって見たら案の定藤井聡太は負けて渡辺明棋聖が1勝を返した。その時の視聴数がなんと500万人!AbemaTVでは始めて見たファイブミリオン。藤井聡太への関心がいかにすごいかだ。将棋をしない私でも見ているからトーゼンかも。棋聖戦の今後だが7月16日に第4戦がある。5番勝負は2敗のあと3連勝というのは囲碁でもよくあるパターンだ。さしもの藤井聡太もここで少々お疲れ気味で勢いが止まるかもしれない。今回の渡辺明の差し回しは解説によるとパーフェクトだったらしい。タイトル3冠保持し現在名人戦挑戦手合いも同時進行し、これまで挑戦手合いで一度もストレート負けがないという実力者の貫禄勝ちのおもむきもあった。うん。

それと将棋に押されて全然話題になっていなかったのが囲碁の本因坊戦だ。本日、井山裕太本因坊が芝野虎丸九段(名人・王座)を下し、4勝1敗で下しタイトルを守った。これでなんと9連覇の偉業達成である。AbemaTVも囲碁を放送してくれたら私は見るんだが、将棋と比べ500万人視聴はきっと無理だろう。将棋盤は素人でもなんとなく見ていられるけど囲碁はねえ、シンプルすぎ、最後はごちゃごちゃしすぎで絵になりにくいからな。ともかくコロナ環境の現在、ボードゲームは人気である。

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