2020年7月30日木曜日

黒石脱出なるか

私の先番での対オマルさんとの碁は、私が四隅を取って地で先行するパターンになった。普段は厚み重視派なんだが、石取りが好きなオマルさん対策でまずは地と根拠を確実にしておく戦法に出ていた。しかしその結果中央に強大な勢力を作らせてしまった。そのまま地になってしまうと負けなので白に囲まれた黒石数子を動き出した。しかしボウシされ苦しい展開に・・。ピンク色の黒3子が生きるか脱出できるかにこの碁の命運がかかった。↓。(なお、この碁では四隅にすべて定石形が出現している。左上が小目の定石、右上が星のツケノビ定石、右下が高目の定石、左下が三々定石)
ボウシされた白石に黒石をツケ、それを白に分断されるもどこかの黒石が助けられればーという打ち方で転機が訪れた。黒が矢印に打った場面↓、ここで白に白丸と打たれたら中央の黒石7+3子は全滅しそのまま白勝ちで勝負がついたろう。
だがオマルさんは少考の後、中央の白石をタケフで守った。私が白丸に打つことが出来て・・。黄色矢印↓に打てて中央の黒石が生還し同時に私の勝ちがほぼ決まった。
この後も実は波乱があったのだが私の優位は動かなかった。よほど悔しかったとみえ、オマルさんなかなか投了しなかった。逆に置き石なしで初めて勝てた私は十分に満足だった。

帰宅するとiPhone SEが届いていた。開けてはみたがセッティングする気にはなれず、そのまま閉じた。これまでのパソコンやスマホの経験上、セッティングほど疲れる作業はないからだ。仕事や囲碁で疲れた頭でうまくいくはずがない。これは明日だ、明日。

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