2017年1月23日月曜日

こまモンって知ってる?

理事長が術後のため久しぶりに外来をした。患者の中では、元高校野球監督のシオシゲさんが「今日はぜひこてる先生に診てもらいたくて」とやってきた。検査結果など話しながらもまたもや高校野球の話題になった。そんな中、KKBの「かごとき」に出ている「こまモン」というおっさんキャラを知らないかと私は尋ねた。「元鹿児島商業野球部で甲子園にも出た」彼をもしかしてシオシゲさんが指導していたのでは?と思ったのだ。「かごとき」出演時のこまモン写真を見せたのだが「うーん、これは知らないなぁ。私の時じゃない」とのこと。(しっかし、見事なマンガキャラですな)
そうか、ならば1995年の山田投手で旭川実業と大乱戦(13対15で9回逆転負け)をしたときのチームだったか。「あの時の鹿商は小鷹監督(故人)が監督復帰して久々の甲子園だったですね」「ああ、でした」その後鹿商は夏の甲子園には一度も出ていない。シオシゲさんは私立の連中に負けてなるものかと頑張ったものだったと言う。私立がいい選手を集めてもなかなか出られない世界、公立高の復活は難しいが応援したい。ただし、監督が夢というこまモンには無理だろうなぁ・・。

「死との約束」は昨日読み終えた。うーん、犯人は当たらなかった。クリスティー作品の犯人当てはかなり難しいがこれまで私はよく当てられていた。作者の立場にたってこの人が犯人なら意外だろうという人物に目を付けるのがコツで今回も一応目を付けたものの、どうしても物理的に被害者と接触する時間が無かったはず、だ。それに殺人の動機がどうしてもありそうにない。真相をポアロが語るがそれじゃー当てられないわと思った。登場人物の証言が一人ならず数人も嘘をついていたのだから・・(それが嘘だと見抜かねばならなかった)。動機がわかるシーンも絶対間違うように書かれてあった。映画やドラマだったら分かったかもしれない。そうだ、確かNHKBS放送の録画にこの作品もあった。で、見てみたのだが、がっくり。設定や殺人方法まですべて違っていた。ミステリーにも映像化しやすいものとそうでないものがある。クリスティーでは「オリエント急行の殺人」や「ナイルに死す」は前者で「アクロイド殺し」は後者の最たるものだった。

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