今日の土曜は休み。朝は庭のデッキにハッピーとアメショーの2匹がそろってやって来ていた。この2匹だいたいいつも一緒だ。「アメショーはハッピーと同じ隣のモリサンチーの家のネコだよ」と言う私に「でも首輪はないわ」とカール。「それでもきっとモリサンチー家のネコだと思う」ロシアンブルーのムサシも最初は首輪がなかったけど後に付けられてモリサンチーのネコになっていたしー。
この2匹はやって来てはエサを欲しがる。で、カールは安いエサを買ってきて上げていた。面白いのは体格も劣るメスのハッピーの方が強いってこと。先にエサを食べ始めたアメショーのをハッピーが横取りしてもアメショーはおとなしく引き下がるのである。ネコにも上下関係があるんやね。(あとでまたエサもらったアメショー君、ハッピーちゃんを振り返る)
元日からのゴッドファーザーマイブームでついには先日原作訳本まで買ってただ今読み進めている。文庫本も出ているが発表当時の単行本で上下二段の今から見るとえらく小さな字体で500ページ近くもある。見ただけで尻込みしそうだ。しかしこれがサクサク読めるのだ。
出だしは葬儀屋ボナセーラのエピソードで映画と同じ。しかし心情描写がきめ細かく映画では分からない部分が補足され読み応えがある。そして思ったのは元々の原作が相当面白いってこと。映画のコッポラ監督が言っていたが「私の役目はこんな(映画に携わった)素晴らしい面々を集めることが出来たことかな」とのことで特に原作者のマリオ・プーゾを高く買っていた。表紙の折に当時のマスコミの評判が書かれてあり、「この本を途中でやめられる人がいるであろうか。夕食が冷え、電話の音に気がつかないほど引きこまれてしまう。最高最大のベストセラー小説!」というのはまさにその通りだ。朝礼スピーチを作らねばならないというのに、映画も何度も見たというのに、知っているはずのプロットなのに読み込んでしまう。
映画は映画で原作以上の演出もありやはり凄い。訳者のあとがきに「・・そして、こうした作品の進む当然の経過であるが、ハリウッドで映画化され、マーロン・ブランド主演で今年の三月頃に公開される予定だが、たいへんにいい映画になったという(日本での公開は七月)」とあった。実は「たいへんにいいどころ」ではない凄まじい映画になったとは訳者の一ノ瀬直二氏も思わなかったことだろう。映画のベストテンを選ぶとこの作品は毎回入る。ベスト1になったこともある。脚本、演技、映像、音楽、美術、全てが完璧、それが映画「ゴッドファーザー」である。
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