で、軟水硬水の定義を調べてみると、水の硬度というが水1Lあたりのカルシウムやマグネシウムの含有量で、WHO(世界保健機関)が定める基準では硬度120mg未満が軟水、120mg以上が硬水ということだ。カルシウムやマグネシウムの濃度が高い硬水は口当たりが重く苦みを感じ、反対に濃度が低い軟水はまろやかな口当たりとさっぱりとした風味が特徴で、日本の水道水や国産のミネラルウォーターはほとんどが軟水ということだ。ボルヴィックは硬度60mg/Lだから軟水である。同じくフランスのミネラルウォーター、エビアンの硬度は304mg/Lでこれは硬水に入る。ミネラルが不足しがちな西洋料理にはこれが合うらしい。なるほど、このボルヴィックは何の違和感もなく飲めるが以前飲んだエビアンは今一味が好みでないと思ったのは軟水、硬水により違いだったのだ。
ボルヴィックはその名の通り、フランスにあるボルヴィック村で一切の加熱や消毒をしていない水でそうでないとヨーロッパではミネラルウォーターを名乗れないのだそうだ。エビアンも無処理でこちらはフレンチアルプスでろ過された水ということ。ボルヴィックは火山で出来た村で水の産地。非常にきれいな村だ。↓ピュイ・ド・ドーム火山でラベルにも使われている。その下はタズナ火口湖。あれ?「君の名は。」にも出てきそう。
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