2016年11月16日水曜日

内視鏡室の噂

今日の内視鏡室である噂がまことしやかに流れていた。それは「今度の青雲会病院の正月休みは1月2日までで3日から仕事始めだ」とというもの。昨日その件を聞いた私は「おれは聞いていない。本当か」と看護師らに聞き返した。すると湖西種実Nsが「そう聞いた」といい「誰に」と聞くと「服緑Nsに」で服緑Nsに確かめると「外来のホントだ師長がそう言っていた」という。なにい、外来師長が言っていただとぉ。彼が知っていて副院長の私が知らないというのはおかしい。所属長会議でも正月休みが短くなるって話しはなかった。本当かどうか疑わしいぞ。

しかし、シホねえNsは昼の正月休みのくじ引きで一番クジを引き最初に当番日を決める権利を得て3日から仕事だからと2日を選択したという。ムッちゃんNsは「以前お盆休みが8月14、15日とあったのにそれもなくなったからそうなのかも」とほとんど信じていた。私はとにかく事実関係をしっかり確かめるべきだと言い残して他の仕事に向かった。

夕方、また内視鏡室に行くと、シホねえNsが「あーあ」と何やらぼやいている。正月休みの勤務を変更したいけど外来師長にダメと言われたとか。実は休みは例年どおり1月3日までで、だったら3日に仕事を入れたかったのにー、と。師長は「休みが2日までなんてオレは言っていない」と反論したそうだ。服緑Nsが聞き違っていたようで、だから私はおかしいと言っていたのに。もともとどこからこんな話しが出たのだろう。カレンダーを見ると来年1月は1日が日曜で2日が振り替え休日となって2日とも赤色になっている。これで休みが2日までと誰かが勘違いしたまたま不確かな確認でそれが内視鏡室では確定的になった。背景には以前のお盆休みの一件もあった。どうやらそんなところだ。

これって不確かな噂に踊らされ間違った行動に出てしまう集団心理に似ている。「誰々が言っていた」は自分でそれが本当かきちんと確かめてから大事な決断はしよう、ナ。

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