職員がぱらぱらと集まりほぼ全員集合となった頃に、パソコンを私のMacBookProに交代させ最初のスライドを投影した。先々週のシマッチ院長のラストに使われたストレスチェック表と全く同じである。この画像が朝の挨拶と理念唱和の間、ずっとスクリーンに映し出されていた。きっと今回もストレスの話題かなと思った職員もいたことだろう。
「えー、これはこの前も話しのあったストレスチェック表です。ストレスポイントが1年で合計300点を越えると病気になるかもとのことですがー」と話し、次のスライドで前にも書いたとおり、「ストレスで300点は取りたくないけれど、ボウリングなら取りたい300点」とやった。ここから一気に300点=パーフェクトの話しへまっしぐらだ。前半は日本女性初のパーフェクト中山律子の達成ビデオを取り上げた。実際のTV放送の動画だからみんなもすぐに引き込まれたはず。彼女の10フレ特に1投目が若干のリリースミスで8番ピンが遅れて倒れるシーン、そこを画像を使ってうまく解説している。それに対する中山律子のコメントなどなどこれだけでスピーチのメインかと思った人もいただろうが、実はこれが全部後半への伏線だったのだ。
途中で私がパーフェクト目指して験担ぎしたエピソード(プリウスのナンバーが300だった)など交え少し笑いを取ったあと、先月の9月23日にチャンスがめぐってきたと9フレまで続いたスコアを見せた。「そして難関の10フレへ・・」としゃべった次のスライドは真っ黒地の中に白字で「緊張」そしてNHKプロフェッショナルの効果音「ポーン」が入った。「ふふははっ」しっかり受けていた。ここはカールのアドバイスだった。さて一番のメインが10フレ2投目だ。ここは2回もストップモーションをかけた。スパットミスした場面、ピンがはじけるも10ピンが1本明かに残った場面で、私の驚いた顔が白黒でアップになる。そして「同じように投げたつもりなんですけど、やっぱり動揺していたのかな」と律子さんを一字一句違わないセリフをしゃべった。そして「奇跡」と題してメッセンジャーピンアクションで10ピンが倒れるシーンを見せた。さすがにここは「おおっ」と歓声が上がった。
最後までパーフェクト達成できるか言わずにいたので最終投球はハラハラしてくれたんじゃないだろうか。動画撮影を頼んだジュリナガさんの音声が入っていて「うわ・・」と緊張していたのが分かった。パーフェクト達成が分かった瞬間、大勢の人が拍手してくれた。
最後は「情熱大陸」の曲に乗せてラスト2投をもう一度通して見せた。ここはサブアラドDrのアイデアでまずまずの受け。というのも、クリックミスでスムーズに見せられなかったから(結局、発表が終わってからもスライド修正をしてクリックなしで済むよう変えた)。
終わってから会う人ごとにスピーチの感想を言われた。シホねえNsは「今までで一番面白いスピーチだった」と最大級の褒め言葉で、他「面白かった」「よかった」の声がすごく多かった。また病棟のミライNsの「先生の投げ終わった時の表情が面白い」とか予想もしない感想もあれば、信号Drに代表される「スライドのテクがすごかったですね」という音声、動画、効果音など凝ったスライド作りへのお褒めも多かった。一番人と違っていたのが愛甲大先生の「先生のパーフェクトは鹿児島県で何番目な?」だった。一瞬意味が分からなかった。先生はパーフェクトが滅多に出ずに県内でも年に一度あるかないかくらいに思ってらしたようだ。中山律子の活躍した時代ならいざ知らず、最近はパーフェクト達成はちょくちょく見る。県内でと言えば過去から数え何百回以上、もしかすると千回以上は出ているだろう。「へーえ、そんなに。何でそんな(たくさん)出るんですか」と聞かれ「ボールの性能が飛躍的にアップしたからです」と答えた。これは間違いなく本当だ。よく曲がるしピンアクションもよい。「そうか、ゴルフも昔とすると道具がよくなってますからな」と自身の経験で理解されたようだ。
いやー、朝礼スピーチの名を借りた「パーフェクト達成記念スピーチ」、正直に最後のスライドは「パーフェクト達成記念スピーチ ご清聴ありがとうございます」との文面で終えたのだった。
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