2016年10月2日日曜日

ASAPIN 二度目の天鳳位になる

朝、ネットをチェックしていると、ネット麻雀「天鳳」で11人目の天鳳位が誕生したことを知った。それがなんと初代天鳳位としてネット麻雀界では知らぬものはいない初代天鳳位ASAPIN(30才)が別名(サブアカウント)「トトリ先生19歳」で達成したものだった。

これはがどんなに凄いことか門外漢にはよく分からないだろう。そうだな、横綱になった力士がまた序の口から始めてもう一度横綱に登りつめたというのが当たっているかな。天鳳に参加している人数は何百万人を数える中でたった10人しか達成できていない地位に二度も達成できたのだ。ASAPINのツイッターや麻雀雑誌紹介記事などで彼が二度目の天鳳位を目指しているのは知っていたし、最近調子がよくかなり天鳳位に近づいているのも知っていた。初代となってからネットだけでなくリアルの麻雀界でも活躍しその実力を疑う者はいなくなったにも関わらず「勢いだけでなれた」「初期のころだったから(参加人数が少なくて)なれた」などの風評を吹き飛ばしたい気持ちがあったのだろう。それにしてもあまたの麻雀プロがネット参戦してもせいぜい十段止まりで跳ね返される天鳳位をまたも取るとは恐れ入った。

天鳳では十段になれば相当の強者として尊敬される。で、ここから最高位である天鳳位を目指すことになるだがこれが相当きつい。ラスを引くとマイナス180ポイントとなりこれを取り戻すにはトップ(プラス90ポイント)を2回取らねばならない。たいていの十段が数ヶ月で九段へ降段する羽目になる。ASAPINは去年の2月にトトリ先生19歳として十段に上がってから落ちることなく1年半以上も十段を継続してきた。それもすごい驚異
で私(七段、過去最高八段止まり)などちょくちょく彼の手牌で観戦していたものだ。一見だめそうな配牌でも上がりに向かうし誰かの当たり牌をつかむと必ず立ち止まる。たまに放銃することもあるがそれはやむを得ない時で多くは切らずに手牌を回し使えるように打つ。私なんか上がりっ気になってついついいらぬ牌は切ってロンされることが多く、強者はそう打つべきかと反省しきりだ。

ASAPINは国立東京農工大を8年もかけて卒業し(麻雀にハマって講義受けていなかった)、雀荘勤務や麻雀本(出した2冊とも私は購入済み)を出すなどし新しい形の麻雀プロとして活躍している。最近3冊目の本も出した。タイトルが「最強位・天鳳位・雀ゴロ 天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた」という長たらしくも中を開かずとも内容が分かりそうなもので、今回はさすがに注文しないでいたが二度目の天鳳位達成を祝ってこの通称「バカ本」を注文してしまった。

ふう・・。昔から興味ある分野への本の投資は敷居が低い。麻雀、囲碁、ビートルズ、韓ドラ、ミステリー(特に横溝正史、アガサ・クリスティー)などなど。ついつい買っちまう。そうそう、昨日元バスケ部の連中にも言われた。「こてるがゴルフをやったら絶対うまくなるハズだけど・・凝り性だから」うんうん、うまくなるかどうかは分からない、でもゴルフ本が増える、これだけは間違いなかったろうて。

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