朝礼スピーチは別にスライドが必須ではないけれどあった方が格段に言いたい内容が伝わりやすい。それと発表する側も落ち着いてスピーチできる。副院長として最初のスピーチは原稿作ったにも関わらず少ししどろもどろだった。前回7月の時はずっと上手くしゃべれたしみんなにも分かりやすく伝えられた。おまけに私のボウリングビデオもサービス(?)で見せることもできた。今度もラストにボウリングビデオを見せるつもり。だがそれはすべてを作り終えてからのことで、本体がちゃんとしていないと非難されがちな代物ゆえ取扱注意ってところだ。
今回のテーマは「上手な頼みごとの言い方とは」だ。これは例のネタ本コピーライター佐々木圭一の「伝え方が9割」の前半部分を分かりやすくかつ医療向けに例文を代えてまとめたものでタイトルは「ノーをイエスに変える技術」にした。後半部分の「強いコトバをつくる技術」は7月27日の日記ネタになった。その時「ふふ、次回の朝礼ネタに使えそう・・」とつぶやいたが本当にそうなった。タナカッツMRから借りたこの本を我ながら利用しつくしているわ。日記にもちょっと書いた上手な例文を改めて作り直した。
具体例①「デートして下さい」→「驚くほど旨いパスタの店があるけど行かない?」
ポイントは「相手の好きなことをもとにお願いを作る」
これは本の最初に出てくる例文そのものである。ストレートな言い方を相手の立場にたって変え言うのだとまずはこんな感じでみんなに分かってもらうために敢えて変えずに出した。そして黄色部分はアニメーションで後から正解として出すように工夫した。これはプレゼンテーションソフトならではの効果だ。(パワーポイントではなくMacのキーノートを使用。パワポを少しでも使った経験あれば説明書を全く見ずに作れて使いやすい、非常に気に入っている)
具体例②「院内を走らないで」→「院内を走るとぶつかって怪我をすることがあります」
ポイントは「相手の嫌いなことを回避させるコトバを使う」
具体例③「肩を揉んでくれない」→「〇〇さん肩揉み上手だよねえ。〇〇さんに揉んでもらうとすっごい気持ちいいんだ」
ポイントは「人は認められたい欲を持っている」
具体例④「先生、歓迎会来てくれますか」→「他の人は来なくてもこてる先生が来ないと盛り上がらないんですよ」
ポイントは「人はあなた限定に弱い」
具体例⑤「手術を受けて下さい」→「手術を受けていっしょに癌をやっつけましょう」
ポイントは「チームワーク化」
具体例⑥「〇〇先生の診察はしばらくお持ち下さい」→「専門ではありませんがこてる先生なら診察が出来ます。それともお待ちになりますか」
ポイントは「選択の自由を与える」
具体例⑦「他の先生の患者さんですが診察を」→「こてる副院長、いつも診察ありがとうございます。他の先生の患者さんですが・・」
ポイントは「感謝から入ると人は断りにくい(最終手段にして最大効果)」
そして具体例⑦のおまけで一般例を付け加えた。これも本に出てくる例文そのもので最近よく目にする言い方である。
具体例⑦応用「トイレをきれいに使って下さい」→「トイレをきれいに使っていただき、ありがとうございます」
この後、まとめとして「あなたのお願いを実現させる答えは自分の中にはない。相手の中にある」という著者の言葉を紹介した。この言い方、よく見れば「強いコトバをつくる技術」そのものだ。「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!」パターンである。
ここまで作れば9割出来たも同然。後はへへへ、お約束?のボウリングビデオを見せるのだがどれを選べばいいか・・。本当は5、6、10ピンを取った時の動画をタナカッツ君が失敗して肝心の場面でボタン押して切ってしまい使えない。ならばと前回とは逆のスプリット6、7、10ピンを取るシーンを選んだ。ドヤ顔のあと喜びすぎるするちょっと恥ずかしい動画だがまあいい。こうすることで「最後はボウリング」がこてる先生スピーチのお約束になるころだろう。ふふ。
(↑の動画は最後の喜びすぎを消したいが画像と違って動画編集「iMovie」は説明書を読んでも全く出来ない。トリムだのタイムラインだの用語も何となく意味は分かるがどうしても使えず結局今回も撮ったままの動画をアップする羽目になった。誰か教えてくれー!)
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