2021年9月10日金曜日

NHK「かごスピ」に青雲会病院登場

MHK鹿児島のローカル番組「かごスピ(19時半から25分)」の「感染拡大 その裏で鹿児島に今何が」「新型コロナ感染拡大 鹿児島の今とこれから」との特番で青雲会病院が紹介されていた。最初に一番の感染者を扱う鹿児島市立病院の重症患者や亡くなった患者などが映し出され、次にコロナの中等症までを扱う病院でもいろいろ問題があるときて青雲会病院が出てきた。コロナ病棟で働くシマッチ院長の動きと語りが紹介され、「自宅療養の患者さんも気を付けないと肺炎を起こし入院治療が必要になるケースがままある」と警鐘を鳴らしていた。
院長室の壁にある病院の理念「何か世の為 人の為」↓も映してくれていた。
↓シマッチ院長

コロナ病床を開設したのは今年初めのことだが、実は私はそのことをブログで書かないよう病院側から言われていた。別に悪いことはしていないし地域住民のために頑張っているからアピールにもなるのになと思ったが、「コロナを扱う病院として過度に怖がられたり色眼鏡で見られたりするなどの懸念が生じるから」というものだった。いわゆる風評被害を起こしたくないということだ。昨年3月末に鹿児島県で最初のコロナ感染患者が姶良で発生した時には青雲会病院だけでなく地域スーパー、飲食店などパタッと人流が減ってどこも経営的に痛い目に遭った。青雲会病院は全く関係なかったのに「あそこで診察したんじゃない」なんて思われていたようだ。

その後、可愛いんだ理事長の方針で「コロナでみんなが困っているならその対策を外来、病棟ともに積極的にしていこう」と動いていた。PCR検査も保健所から多数依頼されたり、8床までしかなかったコロナ病床も番組でも紹介されたように、この前32床に増やしている。病院はその気でも地域住民が不安に思っていれば積極的にはそのことを発信出来ないというジレンマがあったわけだが、こうして公共の報道で出たならば、私がブログに書けない理由もなくなった。半年以上経過し周囲の理解も進んできたということかもしれない。

病院ではコロナへの管理をしっかりしていて、いまだ入院患者、職員でコロナ感染者は発生させていない。しかし他病院の例を見ても絶対の保証はなく、まだまだコロナとの戦いは続いている。そんな様子を地域住民に知ってもらっただけでも「かごスピ」での紹介は有り難かった。

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