そんな中、外科の信号Drから「6月に内視鏡で減黄処置してもらった高齢女性がまた黄疸が出ている。胆道チューブの入れ替えをしてもらえないか」と頼まれ、即OKではあったが、もともと十二指腸乳頭に腫瘍があり今後もくり返すことが懸念される。通常のERBD(プラスチックタイプ)ではなくEMS(金属タイプ)のステント留置がいいのではないかと思った。そうすることで長期に渡って胆汁の良好な流れを保つことができる。ただそのステントにもいろいろ種類があり、そのためにはいつもお世話になっている医療器具の会社の会いたかさんに来てもらいたい。連絡すると今日の午後ならOKだそう。
16時ごろから検査&処置が始まった。胆道チューブはそもそも2、3ヶ月で詰まる。しかしこの患者さんの場合はチューブが総胆管にそのまま入り込んでしまっていた。あわわ、これは面倒。このチューブ取り出しに時間がかかった。8線バスケットカテーテルに引っかけて抜こうとするもなかなか引っかからない。すると、会いたかさんが「フラワーバスケットカテーテルを試してみては」とアドバイスしてくれる。そうか、やってみよう。それもすぐにはうまくいかなかったがチューブのフックに掛かってどうにか引き出せた。ふう、これであとは金属ステントだ。
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