2017年7月17日月曜日

日当直、昼は忙し、夜は暇

海の日の休日は朝から日当直だった。丸1日当直は久しぶりだ。医局についてすぐ前夜当直のポンシンDrから「入院患者で吐血してヘモグロビンが低下している人がいます」との連絡を受けた。データをみてこれはすぐに緊急内視鏡だなと判断し内視鏡室スタッフを呼んだ。スコープ入れれば案の定胃潰瘍からの出血だ。内視鏡止血を済ませ、あとはポンシンDrに任せた。

昼前に救急が入った。ええコープ前の道路で意識不明となり転倒した80代後半の女性。搬送された時は意識は戻っていた。頭部CTに脳血管障害や明かな血腫はなかった。この暑さの中自転車で買い物に出かけていたそうだ。自転車はどこに行ったと気にする患者に「頭部を打撲しているし、まずは入院しましょ」と説明し入院指示を出した。頭部CTでは以前撮っていた画像と比べ右側頭部にほんのわずか白い部分(ごく小さい血腫の可能性がある)あったのでこれは経過観察するにこしたことはない。(翌日、嘔吐、頭痛があるとのことで再度CTを指示したら何と大きな血腫になっていて、結局、脳外科転科になった。きちんと入院させていてやはり正解だった)

夕方には愛乱病院から入院依頼もあった。元愛乱病院職員のお母さん70代が朝から急におかしな言動をし始め、大隅半島からわざわざ愛乱まで連れてきたんだそうだ。向こうのDrが言うには「統合失調症のような精神の異常ではない。発熱もあるしせん妄状態になっていると思われる。内科的な疾患ではないか」とのこと。話しを聞くに精神科でもいいのではないかと思ったが何か内科疾患が隠れていたらと心配なようだ。まあわからないでもない。で、入院を受けた。頭部CTや採血をするもそれほどの異常はない。ともかくも入院してもらい点滴をして解熱させよう。(翌日、全くの正気に戻っていた。熱中症による発熱でせん妄を起こしていたと考えられる)

この後、発熱で60代男性を入院させた後、夜はとたんにヒマになった。楽になったか?いや、きっと来るきっと患者は来る思っていたので気持ちは忙しい気分のままだった。さすがに夜12時頃になると今夜はそれほど来なさそうと思えた。珍しくネット麻雀をしたり(ラスが多かったなぁ)して未明に当直室に入った。すぐに寝付けず、久しぶりにTV付属のハードディスクを立ち上げずっと以前に録画済みだった韓ドラ「シークレットガーデン」の第5話を見てみた。大ヒットし、当時ヒラメグDrも「せんせぇ『シークレットガーデン』は面白かったですヨ」と勧められていたが、ずっと中断していたのだ。

で、この回からこのドラマのキモである主人公同士の心と魂の入れ替えが起きる。ドラマや小説でよくある設定だ。金持ちで傲慢な社長役のヒョンビンと父を亡くしスタントウーマンでの成功を夢見る役のハ・ジウォンが入れ替わってしまい当然ドタバタが起きる。本人たちも戸惑うが周囲の反応が面白い。ここでようやくこのドラマを見ていこうという気になった。5年間いつでも見られたのに見なかった、それがこの後第6話まで見てしまったのだ。

ううん、まだ続きを見たいが明日は朝から夕方まで仕事がある。昼には帰ってもいいことになっているけれど4人の新入院患者に連休明けで検査予定の患者もいっぱいる。ふぁ〜寝なくちゃ・・。

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