人間ドックで利用者のために出されている週刊誌は1ヶ月ほどすると不要になる。そこで週刊「ポスト」と「現代」を私はもらって自宅でちまちまと読んでいる。
「現代」の7/1号の「あの日を旅するサウダージ」は1978年6月19日〜25日までが特集だった。取り上げられていたのは「空前の大ヒット『スターウォーズ』封切りになる」「安奈淳、結婚はめんどうくさい」「『パパの結婚』加山雄三と竹下景子ほんわか再婚物語」「音楽の今週1位『Mr.サマータイム』」「本は渡辺淳一『神々の夕映え』」「映画『ジュリア』」などなどだった。
ふーん、私にとって1978年は転換期とでもいうべき年だ。大学入学の年で学校に通って親元で生活する子供時代から大人への入り口となった時期でいろんなことに関心をもち高校時代までとは違っていた。その中でもサーカスの「Mr.サマータイム」は印象が強い。それと中原理恵の「東京ららばい」だ。どちらも歌詞が都会の大人の恋愛を歌っていた。夜の天文館にも行くようになっていて歌詞にリアル感を覚えたのだ。「神々の夕映え」は全く知らない。「ジュリア」は覚えているが見てはいない。タイトルがビートルズの曲名と同じなので覚えている。その時に流行っても30年以上も芸術作品としての命脈を保つのはいかに難しいか・・。
そして「スターウォーズ」だ。当時スピルバーグの「未知との遭遇」も同じ時期に封切られ、私はスターウォーズを弟のヒラーキは未知との遭遇を見に行った。そしてどっちも自分の見た方が面白かったと言い張り、結局反対する方はどっちも見なかった(未だに私はビデオでも「未知」とは遭遇していない)。兄弟って結構意地っ張りに堕するとこってあるね。スターウォーズはその後もシリーズ化され3作全部見た。それから20年経ってうちの子どもら特に長男のテルは相当好きで、私はもうついていけない。
芸能人はここで紹介された加山雄三、竹下景子、安奈淳はえらいな。ドラマのことは忘れられても本人たちがいまだ活躍しているのはよほどのことだ。(安奈淳は本人の言い分と裏腹に数年後結婚をするが3年ほどで結局離婚した)
30年から50年前をふりかえるこの手の企画は面白い。忘れ去られているもの、しぶとく生き残っているもの、物事の優劣、真贋が時間の経過でさらされ、それはある意味残酷ですらあるわ。
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