2016年6月5日日曜日

榎木クニ氏天寿を全うす

今年はAKBの総選挙はさほど話題にはなっていないようだ。私は毎年恒例で松井珠理奈に1票を投じた。他のヲタと違って必ず1票のみ。ファンである証しの1票だ。

昨日の南日本新聞の死亡広告に俳優の榎木孝明の母榎木クニさんが亡くなったと出ていた。まだ生きてられたのか、97才で「天寿を全うした」とありそれはそうだろう。榎木孝明の母と父の故孝志さんは昨年のNHKの「ファミリーヒストリー」でそのなそれめが紹介されていたのでちょっと感慨深いものがあった。

榎木父は出征先の台湾で結核になり入院先の看護師だった千知岩トミの世話になり、恋仲だった。終戦後、故郷で教員に復職しトミさんとは離ればなれになってしまった。勤め先が確か現日置市だったと思うがそこでトミの姉、クニさんと偶然出会った。すると今度は姉のクニさんと仲良くなったのだ。妹のこともあり結婚に踏み切れない孝志さんにクニさんは結婚の決意の手紙をしたため送る。そこには血判が押されてあるほどだった。(その後妹トミさんは別の人と結婚している)母と叔母の関係を全く知らなかったという榎木は「母があれだけ情熱的な手紙を送ったことも全く知りませんでした。血判まで押したというのは驚きますね。薩摩では女性はあまり男性の前に出られないというか、それをあの時代に自分から血判付きの手紙を送るなんて」と語っていた。二人は32才と26才で結婚した。当時としては相当な晩婚だ。↓はその両親の写真だが父が榎木孝明にそっくりなこと!

番組には母親は出てこなかったのでてっきり亡くなったものと思っていた。いや、実はNHKも勘違いして謝罪をしていた。昨年の記事:「2月20日放送「ファミリーヒストリー」(NHK総合)の内容表記に間違いがあったとして、NHKが公式サイトに謝罪文を掲載した。同サイトによれば、「ファミリーヒストリー 榎木孝明」放送回について、広報原稿に「亡くなった母の代わりに」との誤表記があったという。NHKは「榎木孝明さんのお母様はご健在です。番組の中でもそのように紹介しています」と事実関係を説明した上で、「訂正し、榎木さんはじめ、関係者の皆様にお詫びいたします」とつづっている」

変哲もない死亡広告にも知られざるドラマありってことだ。

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