午前中は外来で無駄口きかずにさくさくと診療を行った。昼前に旧友のグチやんが来ていつもの処方薬を出し、その後奥さんの病状を尋ねた。「大学病院で抗がん剤を打って2週間入院し最近帰って来た」という。癌が尿管を圧迫し尿閉にもなったというから結構深刻だと推測される。下の子はまだ高校生でまだまだこれからなのにきっとつらいはずだろうが淡々としていた。グチやんは子どもの頃、母親を妻と同じ病気で亡くしている。私もいつもは冗談など飛ばすのにさすがに言えなかった。
明日が朝から当直、今夜は麻雀なので月曜朝礼スピーチスライドはお昼が勝負。今回のテーマの「人の叱り方」の面白く役に立ちそうなまとめサイトをネットを駆使して探していく。そのうちに産業カウンセラーの渡部卓氏の著書から「かりてきたネコ」というキーワードを見つけた。叱るときに注意すべき心構えの頭文字を並べるとこうなるとのこと。これはいい。キャッチーだしネコだからゲンちゃんの写真も使えるかも。
「か」・・感情的にならない
「り」・・理由を話す
「て」・・手短に
「き」・・キャラクター(人格・性格)に触れない
「た」・・他人と比較しない
「ネ」・・根に持たない
「コ」・・個別に叱る
よしよし、これを説明すれば半分は終わったようなもの。そしてこの前の内視鏡室でのエピソード(「き」キャラクターに触れない)を入れることで単なる本の受け売りにならないようにしよう。ゲンちゃんの写真で「かりてきたネコ」風のものを探しそれを貼り付けた。
ふう・・最後は私のスピーチスライドのお約束、ボウリングビデオだ。今回はどうもテーマと結びつけにくいが一昨日、国分スターレーンでタナカッツMR相手に私が投球指導する様子をビデオ撮影しておいた。それを使う。人を叱らず動作を叱るという意味を込めている。
これはいかにもきちんと指導しているように見えるが実はすべて演技で私はなにもタナカッツ君にしゃべっていない。彼も「はっ」てな感じで 頭を下げているがこのビデオ、4回目にしてやっとOKにしたもの。ふふ、そしてこの後私が投球してみせる。ところがこっちは本物でダブルスでターキーの後の4フレ目、ここでストライクなら序盤にしてほぼ勝利確実という場面だ。↓を見てみて。
がーーん!ストライク狙いすぎてガター。この口惜しがりようは本当である。このゲーム、終盤までもつれてわずか1ピン差で私たちのチームは負けたのだった。指導する方もミスはする。頭ごなしに叱っても相手の反発を招くだけ。そういう教訓だった。
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