この手の患者さんのおかげで私たち内視鏡スタッフも異物除去にはだいぶ慣れた。太めの2チャンネル内視鏡にフードを付けて残渣が残る胃の中を観察する。残渣を水で洗いチューブを探す。あった!デキサルチン軟膏のチューブだった。
見つかればこっちのもの。ここで普通のバスケット鉗子でなくERCPでの排石に使うトラペゾイド鉗子を使う。つかみがしっかりし狭くなる噴門部や咽頭で落っことさずにすむ。フード付きでこの中に異物が入るようにし咽頭を傷つけないようにして摘出できた。
見つかればこっちのもの。ここで普通のバスケット鉗子でなくERCPでの排石に使うトラペゾイド鉗子を使う。つかみがしっかりし狭くなる噴門部や咽頭で落っことさずにすむ。フード付きでこの中に異物が入るようにし咽頭を傷つけないようにして摘出できた。
以前は異物を呑み込む行為は非常に危険だからと患者に注意した気がするが今回は何も言わなかった。もう3度目。言っても無駄のような気がしてね。そこは精神科の先生やスタッフに任せよう。ただこっちもこんなんで内視鏡するのはあんまりうれしくないから今度までにしてと思うだけである。
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