2014年9月2日火曜日

予言者「松原照子」

私の昔からの雀友ジャズ魔が最近ようやく天鳳を始めたという。雀ネームはローマ字でjazzmaにしたとのこと。彼はパソコンに弱く以前はセッティングがうまくいかんとかで手を付けていなかった。幸か不幸か例のWindowsXPがサポートしないというので新しいパソコンを購入したのがきっかけでやる気になったようだ。ただセッティングはお盆で帰ってきた息子にしてもらったらしい。10級から始まって上級者目指しこれから長い道のりだが最初は楽勝でサクサク進む・・はずだが意外に苦戦しているとか。ラスが多いんだそうだ。特に東風戦ではほとんどビリ。あはーと思った。彼は鳴きちらして早上がりを目指すタイプではない。純然たる順位戦の天鳳東風戦では最初のうちから少しでも点棒を稼いでおかないとじり貧のラスになる。まだ慣れていないんだな。彼には普通の東南戦が合っていると思う。元鹿児島県麻雀選手権者たるもの、五段六段くらいまでは上がってもらわなくては。待っているゾー!

ネットで「松原照子」なる予言者が話題になっていると知った。何でも3・11の東日本大震災の予言を的中させたとか。あるサイトの松原照子を紹介する内容には以下のように書かれてある。

「太平洋側は動く気配がムンムンしています。『陸前高田』と云う地名が声にならない会話を自分にしています」「岩手・秋田・山形・宮城・福島・茨城」──。2011年3月11日の約1カ月前の2月16日、こんな予言が松原のブログに掲載され、さらに松原は千葉、神奈川、東京、埼玉、群馬の県名を次々と挙げていく。その範囲の広さは、予言した松原自身が困惑し「私がおかしいのか」とさえ記すほどだった。そして、約1カ月後の3月11日に、松原のほぼ予言どおり、未曾有の大震災が東日本の広い範囲を襲った・・」

この予言的中は瞬く間にネットを通じて広がり、松原のブログ「幸福への近道」は一時サーバーがパンクしてしまうほどの反響を呼んだ。同時に前述の松原が27年前に刊行した前述の予言の書『宇宙からの大予言』が話題となり、ネットオークションや古本サイトでは希少本として高値がつけられていったのだ。以降、現在でも値段は下がってはいるが、品薄・品切れ状態は続いており、入手は相当に困難だといわれる"幻の書"となっている」

結論から言おう。一見当たっているようだが、いずれも時期があいまいでいかにもありそうなことを予言しているだけである。このサイトでは他にも一例挙げている。以下抜粋。

・・3年前に松原はこうも予言している。「近年中に又、我国の先生がノーベル賞をとる事でしょう。この発明は手術を大きく変える事でしょう。見えた事が書きにくいのですが『体内で再生』こんなイメージがしました」と予言し、これは翌年12年に京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授がノーベル医学・生理学賞が受賞を予言したと言われるものだが、現在では19人もの日本人がノーベル賞を受賞しており、近年では00、01 、02、08、10、12年と数年に一度は受賞している。「近年」といった曖昧な記述では、的中するのはいわば当然。また「体内の再生」がiPS細胞を予言したというが、この時、すでに山中教授やiPS細胞の存在も知られており、少し調べれば分かることだ。

冷静な見解である。しかし先月書いた私の叔母さんの話ではないが世の中にはこの話を聞いて「わー、すごい。超能力者だ」と感じ、この人のことを信じて行動する輩が意外といるのだ。ノストラダムスの予言でもそうだった。馬鹿な人は1999年に人類は滅亡すると本当に思っていたそうで信じがたいのそっちの方だ。結局ネット界、みんなが言い合う場の2ちゃんねるでは「科学知識と虚言癖を持つ女性」ということで決着しているらしい。ま、論じなくてもこの手の予言者はほぼ100%そうだから議論するのも時間の無駄だと思う。最近NHKが超常現象をまじめに取り上げて番組を作っているようだが私は見ない。見る気が起きない。実になることは結局ほとんどないと私の中では決着が付いている。残りの人生は半分もなくなったこの年でそんな無駄なことに費やす時間がもったいない。今回は自分と名前が似ていたため「松原照子」のことを書く気になった。でなければ鼻から受け付けない話題ですらあったのだ。

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