青雲会病院では基本、共通語でしゃべるように指導されているがご高齢の患者さんにたまに鹿児島弁で応じることがある。今日は「ちんちん」という表現を使った。鹿児島弁で「だんだん」の意味である。「ちんちん良うなっていっもそ=だんだん良くなっていくでしょう」決して変な言葉ではない。しかしそばについていた某看護師は鹿児島出身ではないらしく「えー、初めて聞きました」と少し驚いていた。「そーか、でもね、10年近く前TVのバラエティー番組でもこれって取り上げられてゲストの芸能人がみんなびっくりしたんだよ。ちょっとは有名な言葉なんだがー」と2005年のタモリの「ジャポニカロゴス」で紹介された鹿児島弁「チンチンボッボサルッモソ」を教えた。これはちょうどその時期にこてる日記でそのままネタにした(2005/09/21)。「ボッボ」は「ぼつぼつ、ゆっくり」、「サルッモソ(サルモッソではない)」は「うろつき歩きます」で「だんだんゆっくり歩いて回りましょう」くらいの意味だ。「さるく」は長崎で後に「長崎さるく博」として地方博覧会のテーマにもなった言葉で鹿児島に限らず九州地方ではよく使われる。
そんな方言話をしていると「面白いですね。私は「ふぐり」という言葉は徳之島の方言だと思ってたのですが云々」と語り出したので、「ちょっと待て。ふぐりは方言じゃないぞ。立派な日本の一般用語だろう」と意見した。いわゆるキ○タマが入っている袋をふぐりと言うのは徳之島に限ったことではないはず。ちょうどタッピーNsも診察室に入って来たのでネットでいっしょに検索することにした。こういう時は辞書かフリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)だ。辞書にも「ふぐり=陰嚢」ときちんと出ている。で、そのあとWikipediaで検索してみた。そこにも同じように陰嚢として説明があった。が!二人して思わずのけぞった。なぜなら目に飛び込んできたのは実写真があったからで、確かにふぐりもあった。でもふぐりではない立派なモノがものすごく目立って写っていてふぐりが目に入らないくらい。おいおい、絶対みんなびっくりするよ。ふーぅ、ため息が出た。
(Wikipediaで「陰嚢」を調べるときは決して女性がいるところで開かないで下さい。セクハラととられかねませんから)
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