昨日の夜のフジTV系列で芸能人が自らの趣味や特技を披露しその分野で「ナンバーワン」は誰かを決定する芸能界特技王決定戦「TEPPEN」をやっていた。飲み会だったので今日ビデオで見てみた。この番組で取り上げる競技はピアノ、書道、絵画などの文化系から100M走、アームレスリング、剣道、卓球などのスポーツ系、ほか剣玉、UFOキャッチャーなんて遊び系もある。今回はこれまで優勝したりかなりの実力者とみられる二人を直接対決させるという趣向でピアノ、剣道、UFOキャッチャー、ボウリングが選ばれていた。しかも生放送だという。ピアノではAKBの松井咲子が出ているので興味はあるが演奏を聴いてもどこがいいとかほとんど分からないので割愛。結果は僅差で松井はさゆりに敗れた。剣道ははんにゃの金田と原口あきまさの一騎打ち。2本先取でこれは迫力があった。金田の方が若干実力上に見えたが今回は原口に軍配が上がった。UFOキャッチャーは省略。
私が見たかったのは当然ボウリングだ。これは去年優勝した石原良純と村田雄浩が7フレーム勝負で対戦するもので、実力者と目される村田のリベンジなるかが注目だった。村田雄浩は私と同い年で子どもの頃のボウリングブームも覚えていて大人になったら本格的にやりたいと思った口だろう。彼は10年くらい前かな、日米選抜プロの大会であるジャパンカップの生中継の観客席にいたのを私は覚えている。アナウンサーは気付かずカメラマンは気付いていたようだった。ああ、こいつは相当好きだなと思った。私も大会がちょうど学会と重なった時があって東京ポートボウルで観戦したことがあった。前回のボウリング対決は見ていないがパーフェクトゲームも経験しているとだけあって相当上手いのは予想がついた。
対する石原良純はボウリングしてたの?というくらい私は知らず、今回初めてフォームを見た。それで最初の1フレームを見ただけで明らかに実力は村田が上だって分かった。前回優勝したとはいえ石原自身もあっちが力は上と認識しているようで生放送ということもありガチガチだった。時折ボールがあらぬ方向に転がり、ストライクを重ねる村田の前に前半で勝負あった。ただ硬さが取れればストライクも出すしもっといいスコアが出せただろう。村田は前回の負けが相当悔しかったのだろう。ボール構えてピンを見つめる顔つきがすごい。もう、人でも殺すのではないかというくらいの眼差しだった。フォームは腕で振り上げ強いフックを掛けるアメリカンスタイルで7フレ中すべて1、3ピンの間のポケットヒットしていた。これなら結果はストライクか残って10ピンのみだ。10ピンスペアもミスらず完璧だった。相当練習しないとこうはいかない。わずか7フレでもはっきり分かる。芸能人でここまで上手いのはあまりいないだろう。プロと比べればどうかはそれはもうやはりプロが上なんだが真剣勝負で結果を残せるのは長年芸能界で生きてきた底力もあってのことと思う。同い年の好漢村田雄浩を見て私なんかまだまだだと思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿