2014年9月20日土曜日

「太陽を抱く月」

当直明け、そのまま外来突入だった。特に忙しくも暇でもなく、午後そのまま帰宅した。実は明日も朝から当直なので家でごろり。最近気になっていた韓ドラ「太陽が抱く月」を第1話と2話、3話は飛ばして11話を見てみた。去年NHKBSでの放送を録画していたので何も途中からNHK総合で週1チマチマ見る必要はない。

この韓ドラ時代劇が少し新しいのは架空の時代設定ということとファンタジーの要素を取り入れていることで、それだけだと視聴者が付いていけない場合があるので相反するようにいかにありそうな政治謀略を背景にしている。呪術で人を病気にさせたりロミオとジュリエットまがいの後で生き返る致死的薬物を使用したりと現実にはあり得ない設定だが、これがあるからこそ主人公たちの別れと再会という劇的なパターンに持っていけている。

子役時代が全体の3分の1あり、特に主人公ヨナ役のキム・ユジョンがいい。大人役では若き王役でブレークした若手俳優トップのキム・スヒョンが上手い。下手すりゃ荒唐無稽になりそうなところをすんなりドラマに入っていけるのはやはり若手でも彼らの演技力があるからだろう。それとこのドラマ、人物造形がかなりわかりやすく見ていてある意味安心感がある。領議政役ユン・デヒョンは顔から行動まで権力の権化だし、内官役のヒョンソンは常に王に付きそいコミカル、ミナ(旼花)王女は幼いがかわいらしいと8年の時代が過ぎても性格や行動に変化はみられない。まさにそこが時代劇と現代劇の違いで、時代劇の王道を行っている作品といえる。

ヨナが死んだということになるも実は生きていて大人になっての再会があり、分かっていて私が好きな記憶喪失ものパターンの展開で、これはもう見るっきゃないな。ここ3年ほど最後まで見た韓ドラはなかったが、久しぶりにハマるぞー。

0 件のコメント:

コメントを投稿