今日は急遽外来をすることになった。それはいいとして、20才代後半の風邪の女性患者が入って来た時、少し息を呑んだ。パッと見た目男性だったからである。短髪で着ているものもあっさりとしている。診察は普通に終わり、部屋を出たあと、付いていた光鳥Nsに「今の人、性同一障害じゃないかな」と相づちを求めた。彼女も「きっとそうですね」と肯いた。以前、そのことで悩んでいた若い女性が「頭部CTで異常がないか診てくれ」と頼んできたことがあり、その彼女(男?)にそっくりな容貌だった。今日の人は特に悩んでいる様子もなく全く普通の態度だったが内実はどうだろう。まさか、そうじゃないかって尋ねる訳にもいかないが・・。
光鳥Nsは「自分の息子さんがオカマだったらどう思います?」と私に尋ね、返事しないでいると「私だったら平気です。だってタイにはオカマちゃんがいっぱいいてみんな明るく元気だったですからー」とのたまう。彼女は家族でタイに住んでいたことがあり非常にオカマが多いところだとは聞いている。この前の台湾旅行でも彼女のお母さんがホテルにいたタイ人観光客の中から「あ、あの人、オカマだ」と指摘していたくらいだからね。光鳥母はタイ語も多少聞き分けられオカマにもシンパシーを感じているようだった。
私が体は女性で中身が男だったらどうしよう。性同一障害を理解するにはそう考えてみるとよい。やはり世間に従うわけにはいかないだろうな。だって「あなたは女性だからこれからは男性を好きになりなさい」と強要されてもできなでしょ。うちの子らは大丈夫か?まあたまにパソコンでネット使ってエロサイトを見ているようだから同一障害者じゃないだろう。世間と違う悩みを抱えていないだけよしとしようか。
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