今日のアメトークは「ガラスの仮面芸人」だった。これは見逃せない。「ガラスの仮面」は少女漫画の中で私の唯一の愛読書なんだ。この漫画を待ったく知らない人にざっと説明すれば演劇の天才少女北島マヤがライバルと切磋琢磨していく物語でそこに恋愛も絡んでくるというもの。美内(みうち)すずえ作で「花とゆめ」に昭和51年連載開始からすでに38年経つというのに未完で連載も年余に渡って中断再開を繰り返している。
今回出場の芸人はオアシズ(光浦靖子・大久保佳代子)、鈴木砂羽、土田晃之、野々村友紀子、前田健、ケンドーコバヤシで皆漫画に出てくる役にコスプレして出てきた。それがまともなものはなく土田などマヤの演技にショックを受けた先輩女高生で目の下の隈には漫画特有の斜線が引かれていたし、前田健かな、月影千草に扮していたがまるでマツコデラックスみたい。みんなで「ガラスの仮面あるある」を言い合うのだがどれも全部面白かった。これはガラカメがよく考えればデフォルメ(誇張)され現実にはあり得ない内容なのに漫画特有の迫力で読者は知らず知らず納得させられている、そこをアメトークが突くからだろう。そりゃそうだなと思わず笑ってしまうのだ。テーマや芸人によって面白さに波のあるこの番組の中でも出色の出来で、ガラカメを全く読んだことがない視聴者でも楽しめたことだろう。
泥まんじゅう、おそろしい子!、跳び箱で船こぐビアンカ、竹ギプスのお人形(ガラカメが演劇テーマのスポ根と言われる由縁)、白眼剥きすぎ(何とスタッフは全巻調べその回数を調べ結果1300回以上、実は私もちょいと調べたことがあってそれは連載開始ごろは全くなくある時に出て以来コミックスで10巻前後以降は頻出するというもの)などなど。他にも私だったらそこを突っ込むというのがあり1時間弱があっという間でまだまだ言い足りないしゃべり足りないわ。今回はやはりネットやツイッターでも好評のようで特に読んだことない人たちが「読んでみたい」との感想が多く出ている。ぜひそうしてもらいたいが少し気をつけなくてはいけない。非常に中毒性が高いため読み始めたら他にすべきことがおろそかになりそう。「このオレとしたことがあんな子に」と速水真澄状態にならないよう・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿