先月テルからの打診で約束していたエンナリ君との囲碁対局が実現した。エンナリ君は関西の大学生で囲碁は県代表レベル。しかし同級生からは囲碁オタクとしてみんなからいじられる存在らしい。冗談から駒じゃないけれどテルの親父と打たせてみたら・・とのアイデアが本当になった。私も以前から打ってみたい気はあったので即OKした。初詣から帰って来たテルが(もっとも霧島神宮まで脚を伸ばしたがあまりの渋滞にあきらめて帰ってきたということ)エンナリ君を連れてきた。挨拶もそこそこに準備された碁盤の上座に彼を座らせ手合いをどうするか訪ねた。案の定六段だというので「いやいや建前はそれでも一般棋客からみたら八段はあるだろう。私が初段くらいだから7つ置いて」と半ば強引に7子局で始めた。これは2内科の県代表レベルきたぐに君、チェリー君らに7子で勝ったことがあったので予定の行動だ。
序盤は置き石の威力で私が攻めに回ったがさすがは高段者でなかなか決め手を与えない。そのうち私の石も危ないところが出てきて、どう守るか、はたまた捨て石にして外勢をとるか悩ましい場面も出てきた。とにかく上手は選択肢を多くして下手を惑わすように打ってくる。中盤から終盤を迎えそれでもどうにか私が勝てそうと思っていたら上辺でコウを仕掛けてきた。これでどう打っていいかわからなくなり明らかな失着を打ち石を取られてしまいほぼ負けを覚悟した。投げはせず最後まで打ち24目負けだった。うーん、1年以上も石を握っておらず感が鈍っていたからかなぁ。悔しいが仕方ない。最後にお礼としてJCBのギフトカードをプレゼントした。終了後の指導碁も含めてのつもりで準備していたのだが、遅くなった初詣のせいで夕方暗くなりかけていたのでそれはあきらめざるを得なかった。でもまた打ってもいいと思ってもらねばならないし、テルにも気を遣ったってこと。気分良く帰ってもらうのも年配者の心得だ。
その夜、みんなからエンナリ君は囲碁のことでいじられどうしだったとか。囲碁の仕草とか言動は同世代からすると可笑しさの対象だ。また彼は私を表し「あのコウ(にうまく対応できないよう)だったら8子でも勝てたかも」と感想を述べていたらしい。いやいやそれはないよと反論したいがそこは我慢。麻雀同様ハマり始めたら実力以上の結果を出すからね。ま、正月らしい一コマでありやした。
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