ただいま入院患者は満床に近くは私の受け持ちはだいたい15名以上20人未満。驚くのはそのうち約45%(変動あるもぎりぎり半数に達しない)が90才以上の患者でこんなにも多くの超高齢者らを受け持つのは記憶にない。20年以上前長寿で有名な沖縄の病院にいたときも90才代は1割かせいぜい2割だった。長寿化とともに全体に高齢者が増えてきているのだ。最近昔の日本人の平均寿命を見てびっくりしたのが今から50年程前の1960年で男性65.32才、女性70.19才だったということ。そういえば「定年55才」というのが最近まであったと聞き「ずいぶん早いじゃないか」と思ったが65才が平均寿命ならそれは当然だったのだ。その後10年ごとに5才くらいも寿命が延び今では男性79.94才、女性は86.41才だ。90才超ともなると持病も多く何かと治療が難しい。それに急変がいつあるか予測つかない。昨日までそこそこ元気でも明日は亡くなっていることも十分にありうる。今後2、30年は日本の人口構成からみて90才以上がどんどん増える。団塊の世代が90代を迎えるのはまだ20年以上も後だからね。そのころの病棟は・・うーん、想像したくないわ。
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