2014年1月14日火曜日

手が温かい人は・・

連休明けて病院は先週にも増して忙しさを極めた。発熱のためええのんかDrが休みなのは仕方ないとして午後は彼女が救急当番だったため私が代わりを務める羽目に。そしたら来るのよね救急がー。

そんな中で「わかっとらい」Ns改め「まっぴら」Ns(何で呼び名を変えるかは敢えて触れない)が「先生、患者のSpO2が計れません」と言ってきたので診に行くと確かに酸素濃度は上がっていない。指先が冷たいからではないか。しかしそんなに冷たくはなさそう。「酸素をしましょうか」とまっぴらNs。ううむ?その前に確認しようかと私がパルスオキシメーターをはめてみると患者同様反応しない、「ほら」故障(電池切れ)だったのさ。代わりのものを付けると特に低酸素でもなくこれで一件落着した。まずは機器が正常作動しているか、これは基本だね。

もっとも今日のネタはそれではなく、このやりとりの際にまっぴらNsの手が温かいことに気づき私は「俺もよくあったかいねーと言われるんだよ」と教えると、彼女は「手が温かくても心は冷たいのよ」と返してきた。ふーん、そう。その場はそれは終わったがちょっと変なことを言うなと思って外来診察時に彼女にさっきの真意を確かめてみた。すると「手が温かい話題になるといつもみんなに『心は冷たい』などと言われるので先に言っちゃったの」と言う。コンプレックスを持っている人が指摘される前に自ら言う心理だな。別に手が温かいのは悪いことじゃないのね。そこで私は彼女にそういう時のアドバイスをしてあげた。「(手が)温かいねって言われたら『温かいのは手だけじゃないんですよ』と言えばー」って。暗に心も温かいってことになるからこれならいいでしょ。これにはまっぴらNs、えらく感謝してくれた。明るい表情で「これからそう言いますっ」って(⌒о⌒)。

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