2022年9月18日日曜日

元気な認知老人との付き合い方

カールは9月12日から沖縄に行っている。ギボヒサコの妹のヨーコバーバの世話のためだ。元気な認知症だと様々なトラブルが起きる。ヨーコバーバは1ヶ月以上前に大腸内視鏡の予約を9月13日に取っていた。何かそうしないといけないと思ってのことらしい。だが3分で物忘れをする彼女のことだから当然覚えていない。病院からヘルパーさんらに連絡が行き、結局カールが付き添うことになった。

まあ、それはまだいい。参ったのは銀行に行き勝手に預金通帳を作ってしまったことだ。実は彼女はお金の管理ができなくて、通帳なくす、財布なくすなどのトラブルで地区の銀行や郵便局に散々迷惑をかけどうしだった。カールが正式に後見人として各金融機関を回ると、あちこちで「良かったですー」と歓迎された。職員も困っていたのだ。それですべて解約し、キャッシュカードは使えないようにし、お金はカールが管理し毎月一定額を現金で渡すようにしていた。しかしそのお金の置き場所も忘れてしまい、「お金がない。どうしよう」となってまた様々なトラブルを起こすのだ。それに「お金、あなたが取ったでしょ」とカールを責める電話も以前は毎日のように来ていた。それを「どこそこにあるでしょ」と言ってなだめると、しばらくして「あった」と一応は落着する。

でも行動力のある認知ゆえに、また通帳を作ってしまったらしい。銀行も本人が来て証明書見せて作りたいと言えば拒否はできないそうだ。作ってしまうとどこに置き忘れるか分かったもんじゃない。被害が出る前に解約させないといけないがヨーコバーバにはそれが出来ない。代理人として解約するにはバーバとのきちんとした関係を示す証明書も必要で面倒らしい。「こうしたことが毎回よ」とこのところ沖縄に毎月のように行っているのだ。そんなバーバといっしょに出かけると、昼食をいっしょに摂るようにしている。それもできるだけ近場の店で食べるようにしている。自宅に帰るのに時間がかかるとご飯を食べたことを忘れてしまうからだ。ああ。

バーバの夫のサダオ叔父さんが去年亡くなって8月には一周忌をカールが済ませたばかりで、亡くなる前からバーバの認知はひどかったが、今後一人暮らしを維持するのは大変と現在老人施設を探している。カールとヘルパーさん、それとデイサービスだけで面倒みるのには不安が残るからだ。あこネーサ母は弟夫婦が面倒みてくれているので助かっている。子育てがほぼ一段落したと思ったら今度は親の世話とはよく言ったものだ。まだしばらくはこの状態は続く・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿