今日は午後から夕方にかけて怒濤の患者3人連続入院があった。それらを最初に外来で診たのはダヒロDrだ。1人目の初老女性はビリルビンが8以上ある閉塞性黄疸で、CTで見るかぎり、胆嚢と総胆管の両方に結石があった。そこですぐに私が引き受け、ERCPを行い、減黄処置としてERBDチューブを入れた。10分かからずに終わり、今日はとりあえずこれでお終い。早期に黄疸が改善し腹痛も和らぐはずだ。もう1人はこれも初老の男性でアルコール依存があり体調を崩した。点滴と食事摂取をちゃんと行えば良くなるだろう。
3人目の超高齢女性は発熱と採血で炎症反応データが悪く、血圧もかなり低くて敗血症性のショックを起こしていた。採血結果が出るまでにCTで胆石と腎の所見があり胆道系か尿路系のどちらかの感染が原因だろうとダヒロDrと検討していた。だが、私は先の2人で手一杯ということで前回入院時に主治医だった東洋Drに引き渡すことになったのだ。結局、尿路系の腎盂腎炎が原因だろうとのことで、ダヒロDrが本日の指示まではちゃんと出しておいた。
ダヒロDrがそのまま主治医になってくれればいいのだが、青雲会病院に入職するにあたって入院患者は診ないというのが条件だったのである。でも、今日は本当に助かった。月曜は私が内視鏡検査に専念するため、特に午後の内科診察が手薄で、今日みたいな場合は本当にドタバタして3人目の患者さんなど「もう診られない」と断る場合もあった。ダヒロDrもだいぶ手際が良くなってきた。
青雲会病院に来たのは7月だったからそろそろ3ヶ月か。新しい職場に入る前後は慣れずにきついこともあろうが、どんな仕事や職場でもまずは3ヶ月やってみなさいってのは真実やね。青雲の一般職員は入職3ヶ月は「新人」腕章を付けるのもそういう意味からのようだ。新人の職員には「辞めたくなっても、まずは頑張ってみなさい、3ヶ月」という標語を与えたいな。
↓は内視鏡室の演歌Nsで4月に入職した頃の写真。半年も経つと今じゃ主力の一人である。
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