時は少し過ぎ、朝の外来でのこと。電カルの文字変換がよく英字だけになってしまうのはイライラさせられる。その時私は電カルに向かってワーミャー吠えているらしい。側に付いていたトモピーNsがやって来て「センセ、ネコの叫び声かと思いました」と教えてくれた。うう、日頃の癖がここでも出てしまったか。私はいつの間にか化けネコみたくなってしまったようだ。
午後は年休を取って帰宅した。3月になると年休消化をしなくてはならず、半日でもいいからと午後帰宅が増えている。
時間つぶしの意味もあったが、NHKBSで以前放送されていた満島ひかりの江戸川乱歩シリーズの短編ドラマ3作を見た。乱歩は純粋な推理物よりも変わった生態の人間を描く作品が多く「お勢登場」「算盤が恋を語る話」「人でなしの恋」3篇も人格的に変というか独特のキャラの人間が主人公になっている。この中で「人でなしの恋」は乱歩全集で読んだことがあった。
あらすじをWikipediaから抜粋すると・・。
「京子夫人の回想でドラマは幕を開ける。当時19歳だった彼女は、知人の紹介で門野という地元の名士の所へ嫁入りした。門野は憂いのある美青年で、京子を精一杯愛してくれる。最初は、門野の愛に有頂天になっていた京子だが、だんだんと彼の愛がまやかしであることに気づき始めた。そして、ある夜夫が倉の二階で女と密会していることを突き止めた彼女は、次の日女を不意打ちしようと白昼倉の中に乗り込んだ。しかし、何処を探しても女はいず、それどころか人が居た痕跡すらなかったのだ」
私があからさまなネタばらしをしないのはせっかく小説やドラマを見る人がいるかもしれないからでその楽しみを奪うの罪なことだと思うからである。私は代表的なミステリーを読む前に真犯人もしくはトリックを明かされたという残念な経験を何度もしているのでじらす意味ではなくあえて明かさない。興味持った人はぜひご覧になって!
で、夫が密会していた相手というのがタイトルにあるとおりだったのだ。結末もすぐに明かされる。なんとも言えない後味のする作品で私はすごく印象に残っていたのだが、その夫の相手をどのように表現するのか興味があった。で、実に納得のいく出来映えで夫がその相手を好きになるのも分からないでもない。ドラマが終わって楽屋トークのコーナーになり、満島ひかりが楽屋に入りその相手を見てびっくりするシーンがあった。ドラマでやって分かっていたはずなのにねえ。
私があからさまなネタばらしをしないのはせっかく小説やドラマを見る人がいるかもしれないからでその楽しみを奪うの罪なことだと思うからである。私は代表的なミステリーを読む前に真犯人もしくはトリックを明かされたという残念な経験を何度もしているのでじらす意味ではなくあえて明かさない。興味持った人はぜひご覧になって!
0 件のコメント:
コメントを投稿