出血の患者で意外に経過がいいのが便秘、腹痛、下血のパターンで来院する虚血性大腸炎の患者だ。最初の症状がきつく派手な割には後腐れがなくすぐに完治する。一人はそういう患者さんで一息ついたのだが・・。
春は血まみれの季節だったー。
昨日、たつやまDrがポリペクトミーした患者が下血をしたとのことで来院した。たつやまDrがクリップで止血をして一旦帰宅したのだが・・まだ出てくると三たび来院。私はちょうど帰宅のため病院を出たばかりですぐに引き返した。出血している部位をピンポイントで止血しないとこの場合難しい。すでに掛かっているクリップも逆に邪魔をして追加クリップは困難と判断し、ゴムバンド結紮法に切り替えた。
クリップでは抑えきれない血まみれ↑部位もゴムバンドできれいに結紮↓できた。
鹿児島県でこの方法で大腸出血治療をしているところはほとんどない。しかし出血部位がある程度特定できてクリップが掛けにくいケースでは威力を発揮する。内視鏡室スタッフの萩の秋君と当直のリバサイシ君に協力してもらい、どうにかうまくいった。いやはや、疲れた〜。春は血まみれの季節だったー。
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