年度末だが少し早めの青雲会病院の入職式が今朝にあった。今年は医師地域枠からコジロ女医が勤務してくれることになった。医師になって確か7年目のママさんDrだ。内科をしてくれるとあって私たちも何かと助かるはずだ。それに女性なのでスメア検査も近く覚えてもらうことにした。やはり女性が検査したほうが絶対にいいもんね。勤務は4月1日からでしばらくは理事長や私の外来に付いたり救急対応を見学して徐々にこの病院に慣れてもらう予定で、当直は大変だろうからしなくてもいいのではと言うと、「いや、やります」と力強く言い返された。ほう、それは頼もしい。でもやはりすぐには大変だろうからもう少し経ってから当直割り当てをしよう。
それはそうと「志村けん、コロナウイルスで死亡」のニュースはかなり衝撃があった。私なんか「志村けんも話題になって返って良かったんじゃないの。治ったら『大丈夫だぁ〜』って言うんだよ」とお気楽なことを言っていたのだが、まさか死んじゃうなんて!このニュースは一般ピープルへの注意勧告がすごい。超有名人の訃報は、凡百の政治家やニュースキャスターが「コロナウイルスに気をつけましょう」と言うより響くものがある。「え?志村が死んじゃうの、自分がそうなってもおかしくない」って。幅広い世代に親しみを持たれていた彼だからこそ「他人事(ひとごと)じゃない」効果がすごい。
夕方の病院スタッフが集まる所属長会議で可愛いんだ理事長からスタッフDrに一言コメントをよく求められるのだが、志村けんのことを言おうとしたら直前の信号Drに言われてしまった。それで今朝の理事長の訓話をネタに「いい話でした。2週間後の自分の朝礼スピーチにも使わせていただきます」と切り返した(^_^;)。
私が中学のころ、志村けんは荒井注脱退のあと後釜としてドリフターズに加入したが、1、2年は浮いていて人気が出ていなかった。しかし高校に入ったころ、あの「東村山音頭」で受けに受け、それ以降はカトちゃんをしのぐ人気っぷりで、「8時だよ!全員集合」が終わってからは爆笑コントでさらに人気を博した。私は「だいじょうぶだぁ」が好きで毎週見ていた。石野陽子(現:いしのようこ)との掛け合いで「そこまで言う、早見?優、北天?佑・・」とか「好きになった人ダンス」も可笑しくて真似までしていたヨ。漫才や落語とは違う体の動きと表情と落ちで笑わせる芸風は子どもや外国の人にも人気があった。いずれこのコロナ感染騒動は収まると思うが、後世、日本では志村けんの名とともに記憶されるに違いない。
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