朝、事前予約していた盛岡駅前の日本レンタカーで借りた車は青色のスズキスイフトだった。へー、スズキの車って初めて乗るわ。え!これ2ドア車?後ろのドアがない・・だがよーく見ると取っ手がうまく隠されているのだった。これってわざと2ドアに見えるようデザインしたのか。ドキッとさせられるよ。しかし運転し始めてほとんど違和感のない操作感に感心した。おまけにナビ、Bluetooth、クルーズコントロールなど今私がプリウスで使っている便利機能と同じものがほとんど付いていて遜色ない。動力と乗り心地はやや劣るが立派なもんだ。(↓の黄色印が後ろドアの取っ手。一見、分かりにくいでしょ)
そもそも今度の東北旅行で唯一決めていたのが「中尊寺に行く」であった。だって岩手と言ったらそこでしょ。6年前は「あまちゃん」ブームで三陸海岸を観光したがあれはの時期だけのこと。そしてそれ以外の東北には行ったことがない。基本は抑えておかねばー。
高速に入ると「盛岡南IC」から「80kmー120km」制限の標識があってこれは珍しい。高速でもここくらいしかやっていないくて「花巻南IC」までの間だけで2年前までは110km、今年3月から120kmまでOKになったらしい。交通量少ないし直線が多いからかな。珍しいから証拠にとその標識をチッチに撮影してもらおうとするがなかなか発光する数字が撮れない。やっと撮れたと思ったら花巻南を過ぎていて80kmー100kmの普通の制限速度になっていた。(↓の写真は実は翌日撮影したもの。これを撮るまでに10回近く失敗している)
1時間ほどで平泉に着いたが、予想通り中尊寺前の駐車場付近は渋滞していた。最初は行儀良く並んでいたが第1、第2駐車場に駐めるのは無理と判断し5、600mくらい離れた所にあった高館義経堂の駐車場に駐めた。歩けば10分ほどかかるけれど無料だしよかった。何よりたかだか直近の駐車場に駐めるだけでさらに30分以上も待たねばならないつらさよりずっとマシというものだ。
中尊寺に行くには月見坂を登らねばならない。でも若葉や巨木に囲まれて進むので気持ちが良くほとんど苦にならない。何度も言うが車中に閉じ込められるよりはずっといい。自分らも含め観光客が多い。でも午前だったので実はそれほどでもなかった。午後の帰るころはもっと人混みが多くなり、私たちは金色堂のチケット購入のために30分ほど並んだのだがその5倍くらいの人が並んでいた。いったいいつになれば金色堂を拝められるやら。よほど「2時間は並びますよ、それより他の寺や塔頭はタダだし先に見た方がいい」って教えてやりたかったよ。本堂は堂内に上がれて直に本尊を拝められるのでお得だ。写真もOKだった。
金色堂は外からの写真ではどこか金色?となるがこれは昔から覆堂(おおいどう)といって金色堂を守るためにそうなっている。900年ほど前の創建時からある建物は実はこの金色堂だけというのもすごい。約500年後に松尾芭蕉が奥の細道で「五月雨を降り残してや光堂」(全てを洗い流してしまう五月雨も光堂=金色堂だけはその気高さに遠慮して濡らさず残しているようだ)と詠んだこともその価値を高めている。平泉はまた有名な「夏草や兵どもが夢の跡」の句も詠まれた。中学か高校で習ったな。
↓金色堂内は写真撮影禁止なのでパンフレットより
昼食は一番奥にあった「かんざん亭」でソバを食べた。ここも入店するまで30分以上待つ羽目になり後から思えばさっさと下山して普通の店で食べれば良かったか。ゴールデンウィーク中は如何に渋滞や待ち時間を避けるかが大事だ。
中尊寺を離れ、次に向かったのがすぐ近くの毛越寺(もうつうじ)。ここは中尊寺と並んで奥州藤原氏が再興したお寺で浄土庭園を模した景色で有名なんだそうだ。今日ここに来て初めて知った。中尊寺と同じ世界遺産に選ばれている。↓吹き出しサービスが面白い。
毛越寺も小1時間で見終わり、後をどうするかだが、昼食時のかんざん亭にガイドブックがたくさん置いてあり、そこで「高速で1時間ちょっとかければ行けるじゃない」とカールの提案があり仙台まで足を伸ばすことにした。そして夜は仙台名物の牛タン料理を食べようって魂胆だ。宮城県と言えばなんといっても松島が有名だが時間があまりないので仙台城(青葉城)に行くことにした。伊達政宗の銅像が有名で宮城初心者はやっぱりそこだ。
で、青葉城に着いたが坂を車で上るのに約30分かかった。歩いて登る人が多くその方が早いと分かったがすでに遅い。まあ初めてだから仕方ないネ。伊達政宗の銅像はやはりカッコいい。本当に仙台に来たんだナ。みんなその下で写真を撮っていた。あちこちの方角から撮ったが最終的に1枚選ぶとしたら↓の写真か。すでに夕方で青や赤のライトアップが始まっていた。(赤に照らされる正宗公とチッチ↓)
40分ほど城内で過ごしてから仙台駅付近を目指した。で、コインパーキングに車を駐めたが15分で200円というバカ高い料金設定だった。すぐ近くの奥にあるパーキングは10分100円でまだこっちの方が安い。しかし入れ替えても無駄金が生じる。どうせ牛タン食べたらすぐ帰るしー。牛タン店はチェーン店の「利久」も多くあったがそれだと鹿児島でも食べられる。それで歩いて一番初めに見つかった「焼助」に入った。といっても20分は待った。この期間は並ぶ覚悟がないと何もやってられない。チッチは多め、私たちは普通量のを頼み食べた。美味しい。昨日の居酒屋はお酒付きではあったが3人でほぼ同じ値段だった。ずっとこっちが良いわ。↓はチッチが頼んだ1.5倍量の牛タン。税なしで2980円。
ま、いかにも観光客らしいことをした1日で、帰りは車中でマイiPhoneのこてるフェイバリットソングを聴きながら2時間ほどかけ盛岡に戻った。いやー、朝の段階ではまさか仙台まで行くとは思ってもみなかった。充実した1日だったぜ〜。
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